栃木県ブース、大阪・関西万博での成功した体験
2025年6月27日から29日まで、大阪・関西万博の「WASSE」エリアで展開された栃木県ブースが、訪れた多くの人々に忘れられない体験を提供し、盛況のうちにその幕を閉じました。このブースは、イベント企画・制作を手掛ける株式会社ホットスケープの制作によって実現し、訪問者数はなんと50,254人に達しました。
プロジェクトのコンセプト
栃木県のブースは、「山水共里」というテーマを基に設計され、デジタル技術を駆使した参加型の展示が特徴です。来場者は、栃木の豊かな自然や歴史文化、そして食の魅力を直に体感することができました。
このブースのプロポーザルには約1年前から参加し、企画からデザイン、運営に至るまで一貫した準備を行いました。特に、五感で実感する体験を重視し、人と自然、人と文化の豊かな交流を促しました。これにより、栃木の素晴らしさを次世代に伝える希望を共有しようとしました。
予想を上回る来場者数
当初の目標は3日間で6,000名でしたが、実際の来場者はその8倍以上を記録。初日の13,791名を皮切りに、2日目には20,971名、最終日も15,492名という結果となり、会場は常に賑わいを見せました。このような大規模な来場者数に対応するため、特に飲食サービスの提供には多くの労力がかかりましたが、ホットスケープの適切な運営により、大きなトラブルもなく乗り切りました。
ブースの主な取り組み
栃木の魅力を多角的に伝えるため、工夫を凝らしたコンテンツが展開されました。特に注目されたのが、球体シアターです。このシアターでは、四季折々の栃木の自然を映し出すことで、来場者に没入感のある体験を提供しました。入口は竹明かりに飾られ、幻想的な雰囲気を作り出しました。来場者は、まるで栃木の豊かな自然の中にいるかのような感覚を味わいました。
また、竹林の再現も行われ、「山水共里」テーマに合わせて実際の竹を搬入し、清々しい空間を演出。来場者は竹の存在感を感じつつ、都会の喧騒から解放されるという貴重な体験をしました。
さらに、栃木県の伝統工芸である鮎の竹細工アートも展示され、多くの来場者がその美しさに魅了されました。鮎の力強い姿は、栃木の厳かな自然を象徴しており、訪れる人々に伝統への理解を深めさせました。
そして、再現された那珂川の自然はデジタル技術を駆使して多くのモニターに映し出され、まるで巨大な水槽の中にいるような体験が提供されました。水面のきらめきや水中の生物たちの姿は、高解像度でリアルに映し出され、訪問者からは大きな好評を得ました。
食文化の体験
ブースでは、栃木県産の食材を使用したパブリックキッチンも展開。来場者はデモンストレーションや試食を通じて、栃木の食文化を五感で楽しむことができました。特に、ウォーターバーで提供された水は栃木の自然がもたらした美味しさを伝え、多くの人々に喜ばれました。
今後の展望
株式会社ホットスケープは、このプロジェクトを通じて、多様な地域の魅力を内外に発信し、来場者に貴重な体験をしてもらったことを非常に誇りに思います。今後も地域や文化の特性を生かしたプロジェクトに積極的に参加し、さらなる発展を目指します。私たちの経験を基に、より多くの人々に感動的な体験を提供し続けていく所存です。
開催概要
- - 主催: 栃木県
- - 開催期間: 2025年6月27日(金)〜29日(日)
- - 開催場所: 大阪・関西万博EXPOメッセ「WASSE」