沖縄バニラ栽培の挑戦
2023-04-24 11:11:48
沖縄の障がい者とともに進化するバニラ栽培の未来
沖縄の障がい者とともに進化するバニラ栽培の未来
沖縄県北中城村には、地域特産のバニラを栽培し、障がい者の雇用を促進する新たな試みが進行中です。クラブハリエとソルファコミュニティが協力して行うこのプロジェクトは、バニラ記念受粉式を通じて、農業と福祉の連携を強化しようとしています。
バニラ栽培の背景と現状
バニラは、メキシコが原産国であり、インドネシアが最大の輸出国、さらにマダガスカルが最高品質とされ、その栽培は世界中で行われています。一方、日本では沖縄県の糸満や読谷において、少量ながらバニラが栽培されてきました。しかし、近年アジアや他国のバニラ価格が高騰する中で、日本国内でも栽培に取り組む農家が増加しています。とはいえ、バニラ栽培には発酵技術が重要で、その技術については依然として科学的に解明されていない部分が多く残ります。
発酵技術の探求と国際特許出願
このプロジェクトでは、メキシコ・インドネシア・マダガスカル・台湾などの生産国を訪れ、その発酵技術に関する独自の研究を進めている東京農業大学やNPO法人ディーセントワーク・ラボとともに、貴重な情報を集めています。これらの情報を基に、2021年11月には国際特許を出願し、マダガスカル産バニラと同等の品質を実現しました。これにより、国際的にも競争力のあるバニラ生産が期待されています。
障がい者との協働による付加価値の創出
本プロジェクトでは、障がい者が中心となってバニラの発酵作業を行い、手作業での品質向上に貢献しています。作業は毎日行われ、3か月間かけて丁寧な手入れがなされることで、他国に対する優位性を確保しています。特に、2027年までの目標として、就労困難者に100以上の雇用機会を提供することを掲げています。
農業の未来と地域の発展
この取り組みでは、地域の農家にも発酵技術を広め、耕作放棄地の解消や離農の防止を目指しています。また、観光業に依存しない新たな産業を生み出すことで、地域全体の活性化を進めようとしています。地域の特産物を生かし、障がい者の雇用を増やすことは、沖縄県の経済を下支えする大きな一歩となるでしょう。
まとめ
国際的な品質を持つバニラを栽培し、障がい者の雇用を拡大するこの取り組みは、農業と福祉の橋渡しをする重要なプロジェクトです。沖縄の未来を考えた新しいバニラ栽培の形が、地域の活性化と産業の多様化を促進しています。今後もこの活動の行方に注目です。
会社情報
- 会社名
-
合同会社ソルファコミュニティ
- 住所
- 沖縄県中頭郡北中城村熱田277
- 電話番号
-
098-989-8880