NuRetailとPalexyの連携
2023-06-28 09:00:01
NuRetailとPalexyが手を組み、アジア市場で新たなリテール革新を実現
NuRetailとPalexy社の業務提携がもたらす新たなる発展
東京都港区に本社を構えるリテールテックスタートアップ、NuRetail株式会社が、東南アジアを中心に展開するベトナムのリテールテックスタートアップ、Palexy社との業務提携を結んだことを発表しました。これによって、両社がどのように協力し、リテール業界に変革をもたらそうとしているのか、その詳細を探ります。
業務提携の目的
提携は2023年4月3日に締結され、以下の3つの主要なポイントに基づいて進められます。
1. AIを活用した実店舗の可視化 経営の実務を支える売上向上策の提案や、リコメンデーションエンジンの強化を目指します。
2. Palexy製品の日本市場適合性確認 製品の改善点を見出し、日本企業への導入メソッドの開発に結び付けます。
3. NuRetailとPalexyの共同開発 オムニチャネル製品の創出を目指します。
リテール業界において、デジタルトランスフォーメーションはこれからの成長を支える重要な要素です。NuRetailのCEO、飯田健作氏は、「実店舗のDXが真のオムニチャネルを実現する上で不可欠」と述べています。この理念のもと、NuRetailは自らもリテールビジネスを手掛け、高度なデータガバナンスを実現しているという背景があります。
実店舗DXの第一歩
今回の提携では、実店舗DXの初回ステップとして、Palexy社の製品を利用して店舗の可視化を行います。NuRetailが運営する亜州太陽市場にPalexyの製品を導入し、リアルタイムで店舗分析を行い、その結果を基に迅速かつ効果的な改善策を提案します。実践したアクションの結果をABテストとして繰り返し、実店舗における有効性を検証し続けることで、実用性の高いソリューションを打ち出そうとしています。
また、Palexy製品を日本市場に適応させるため、フィードバックを集めて改善を重ねつつ、導入方法に関するガイドラインを整備することも重要な取り組みです。
オムニチャネルサービスの未来
さらに、NuRetailはPalexyとの提携を通じて、独自のオムニチャネル製品やサービスを創出していくことも視野に入れています。この戦略により、単なるリテールテックスタートアップに留まらない、多角的なサービス展開を実現する可能性を秘めています。
飯田氏によると、NuRetailは「オープンなインキュベーション・プラットフォーム」としての機能を持ち、様々な企業との協業を積極的に進めています。AI、IoT、ブロックチェーンなど、多岐にわたる分野での連携を視野に入れ、ユニークなビジネスエコシステムを築くことを目指しています。
国内外の連携強化
特に、今回の業務提携は日本貿易振興機構(ジェトロ)が公募した「対日直接投資喚起事業費補助金」にも採択されており、国のサポートを受けやすい環境が整っています。飯田氏は「我々のリテールテックの問題解決能力を活かし、日本市場に新たな風を吹き込むことが期待される」と語ります。これにより、リテール分野における競争力も一層向上することでしょう。
この提携によって、NuRetailとPalexyの革新的なアプローチがリテール業界にどれほどの変化をもたらすのか、今後の展開に期待が寄せられます。
会社情報
- 会社名
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NuRetail株式会社
- 住所
- 東京都港区南青山5丁目17−2
- 電話番号
-
080-7124-5437