CLACKがサイボウズから寄贈を受けた使用済みPC
認定NPO法人CLACKは、サイボウズ株式会社から使用済みのパソコン140台を無償で譲り受けました。これは、特に経済的に困難な状況にある中高生へデジタル教育を提供し、自走力の向上を図ることを目的としたものです。この取り組みは2021年からスタートした「Pass the Baton(パス・ザ・バトン)」というプロジェクトの一環であり、既に累計1,600台を超えるパソコンが寄贈されています。
「Pass the Baton」とは
このプロジェクトでは、企業から譲り受けた使用済みPCが、クリーニングやOSの再インストールを経て、困難を抱える中高生に届けられています。CLACKのプログラム参加者は、パソコンを通じて完全無料のデジタル教育やキャリア教育を受けることができ、自分の未来を切り開く力を養うことを目的としています。サイボウズは、「チームワークあふれる社会を創る」という理念のもと、社会課題の解決に貢献するため、このプロジェクトに賛同し、今回で2回目となるPCの寄贈を行いました。
中高生の学びの環境づくり
サイボウズから寄贈されたPCは、CLACKが運営するプログラムに参加する学生に配布されます。これにより、彼らは学習を修了した後も、自宅での学びを継続できる環境が整います。さらに、CLACKはサイボウズが提供する「kintone」の導入を進め、業務効率の向上も目指しています。
企業の支援と社会課題解決
CLACKの「Pass the Baton」プロジェクトを通じて、さまざまな企業がその活動に賛同し、寄贈されたパソコンの台数が累計1,600台に達しました。これは、企業のCSR活動やSDGsの一環としても重要な意味を持ちます。多くの企業がこのプロジェクトに参加し、寄贈を通じて中高生との関係を築いています。また、寄贈がきっかけとなり、社内勉強会やインターンシップの受け入れといった新たな関わり方も生まれ、好循環が生まれています。
未来への展望
今後、CLACKはTech Runwayなどのプログラムを通じて、さらに多くの中高生を支援することを目指しています。そのためには、必要なパソコンの増加が見込まれるため、「Pass the Baton」の活動を拡大し、より多くの生徒に機会を提供してまいります。CLACKは、企業との共創を進めながら、貧困の連鎖を断ち切り、希望とワクワクを持てる社会を実現するために取り組んでいきます。
企業からの寄贈を検討している方へ
寄贈をお考えの企業担当者は、公式ページ(
Pass the Baton)を通じて詳細をご確認いただけます。
サイボウズとCLACKのビジョン
サイボウズは1997年の創業以来、チームワークを支えるソフトウェアを開発し、国内外で多くの企業に利用されています。そしてCLACKは、貧困の連鎖を解消し、全ての子どもに平等なチャンスを提供するために活動しています。ともに協力し、明るい未来を築いていきます。