生成AIサービスの新しい取り組み
株式会社シンカ(本社:東京都千代田区)は、新たに株式会社neoAI(本社:東京都文京区)との協業を発表しました。この協力により、シンカが提供するコミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」において、生成AIを活用した新しいサービス開発が行われます。
協業の目的
シンカは、カイクラに蓄積されたコミュニケーションデータをneoAIに提供し、AIモデルの構築を進める計画です。このAIモデルは、顧客の解約や満足度、契約更新などに関する重要な予兆を検知することを目的としています。ユーザーは、必要なタイミングでAIモデルを呼び出すことができる新しいサービスを共同で開発していくとのことです。
従来の機械学習に加えて、非構造化データも生成AIで処理し、より精度の高いAIモデルを目指しています。この取り組みは、カイクラを利用するユーザーの同意を得た上で、個人情報保護法を遵守し、慎重に行われる予定です。
背景にあるビッグデータ
カイクラはこれまでに、100を超える業界で利用されてきた実績があります。その中で蓄積されたビッグデータを活用し、通話内容を自動的に要約する機能や、通話相手の感情をラベリングする機能など、先進的な機能開発にも取り組んできました。特定の業界をターゲットに、neoAIとの協業を通じて、生成AIを駆使したさらなる機能強化を図ります。
neoAIの強み
株式会社neoAIは、生成AI分野における先駆者であり、企業の生成AI戦略の立案から実行までを支援しています。その中で、金融機関や大企業向けの生成AIプラットフォーム「neoAI Chat」を提供しています。単なるツール提供にとどまらず、パートナーとしての関与を大切にし、共同研究やプロフェッショナルサービスを提供しています。
期待される成果
この協業により、シンカはカイクラを通じた情報提供の価値を向上させ、認知度の拡大を図ることができます。多くの業界においてカイクラの価値を広めることが期待されており、さらなる業務効率化と顧客満足度向上に寄与するでしょう。
カイクラの利点
カイクラは、電話、メール、ビデオ通話、SMSなど、異なるコミュニケーション手段を一元管理できるプラットフォームです。顧客ごとのコミュニケーション履歴を整理し、担当者以外でも適切な対応ができるように支援します。2014年のサービス開始以来、2,700社以上に導入され、様々な受賞歴も持つ実績があります。
まとめ
株式会社シンカとneoAIの協業は、生成AIサービスの新たな可能性を広げ、業務効率化と顧客満足度向上に向けた取り組みを加速させるものです。今後の展開が大いに期待されます。