aiESGが新たなESG分析項目を追加
株式会社aiESGは、福岡市博多区に本社を置くAIスタートアップ企業で、九州大学発の信頼性あるESG分析サービスを提供しています。最近、同社はESG分析・評価サービス「aiESG Consulting」に新たに「生物多様性影響分析」を加えたことを発表しました。この新しい分析項目は、企業が其々の自然資本依存と影響を棚卸し、初期段階のリスクを把握する手助けを提供します。さらに、投資家や金融機関への情報開示の際にも非常に有用です。
aiESG Consultingの基盤
「aiESG Consulting」は、企業活動およびサプライチェーンに関連する幅広い情報を包括的に評価するための中核事業です。このサービスは、九州大学の研究チームと国際的に名高いハーバード大学などとの共同開発による信頼性の高いデータベースに、aiESG独自に開発したAIを組み合わせて実現されています。これにより、企業は非財務資本を含めた多様な視点から自己評価が可能です。
生物多様性とは
生物多様性(Biodiversity)は、地球上の生物の多様性とその相互関係を指す重要な概念です。生態系、種、遺伝子的多様性から成り立ち、すべての生命活動を支える「生態系サービス」を生み出しています。これらのサービスは、食料供給や気候調整など、多くの利点をもたらし、私たちが生活する上で不可欠な要素です。
生態系サービスは、供給サービス、調整サービス、文化的サービス、基盤サービスに分類されますが、近年の気候変動や開発圧力によってその基盤が脅かされています。したがって、生物多様性の保全は持続可能な社会の実現において非常に重要なテーマです。
生物多様性影響分析の内容
新たに追加された生物多様性影響分析では、サプライチェーンの詳細分析や衛星画像解析技術を用い、Scope3での生物多様性影響を定量的に評価する仕組みとなっています。この分析により、以下の5つの主要な影響領域にわたって、生物多様性への影響を具体的に評価できます。
- - GHG排出量
- - 水資源消費
- - 土地利用(占有・改変)
- - 水質汚染(富栄養化)
- - 土壌酸性化
生物多様性影響分析を導入する背景
昨今、ESGや生物多様性の重要性が高まる中、多くの企業が自己のESG情報を透明性に基づいて開示することに取り組んでいます。特にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の提言が普及し、多くの企業がその実践に関心を示しています。これにより、生物多様性影響分析は企業の持続可能性を高めるための強力なツールとなると考えられています。
aiESGについて
株式会社aiESGは、持続可能な社会の実現に向け、製品およびサービスレベルのESG分析を通じて、企業に対する支援を提供しています。国連報告書代表など国際的なESG研究の成果を基に、企業の積極的な取り組みを後押しする多様なサービスを展開しています。現在、企業の担当者が自身のESG戦略を強化するための有用な情報を得る場所として、多くの企業がaiESGに注目しています。実際に、関心を持たれている企業の方は、ぜひお問い合わせをお待ちしております。
詳細は
公式サイトをご覧ください。