日本橋兜町・茅場町が描く未来の街づくりと新たなストーリー

日本橋兜町・茅場町の新たな街づくり

2025年9月18日、建築・デザイン専門誌『商店建築』増刊号にて、平和不動産株式会社が進める日本橋兜町・茅場町エリアの街づくりが特集記事として掲載されます。この特集では、街の発展と未来を見据えたさまざまな取り組みが紹介され、歴史あるエリアがどのように進化を遂げているかを探ります。

歴史と現代が融合する街

日本橋兜町・茅場町は、証券の街として長い歴史を持ち、日本経済の中心地として機能してきました。平和不動産はこのエリアの持つ金融の顔にカフェやレストラン、ギャラリー、ホテルといった新たなコンテンツを加え、人々が心地よく集まり、過ごせる場所を作り上げています。街の成長には、歴史的な建築や街路を活かしたデザインアプローチが不可欠です。

特集では、当社の街づくりに対する理念や方法論がしっかりと紹介され、それぞれの店舗や複合施設の具体的なデザイン事例が掲載されます。また、社員やパートナー企業のインタビューも通じて、各視点から「街づくり」のリアルな姿が語られます。

キャプション by Hyatt 兜町

来る10月7日には、グローバルブランドの「ハイアット」が兜町に新しいホテルをオープンします。ハイアットとの提携により、多様なゲストを迎え入れながらも、単なる「ホテルでの滞在」ではなく、地域とのつながりや街全体を体験できる仕掛けを重視しています。この新しい試みは、訪れる人々にとって新鮮な体験を提供することでしょう。

木造新築ビル「prewood」の挑戦

特集には、新たな木造建築への挑戦「prewood」も含まれています。このプロジェクトは、将来的な移築を視野に入れた分解可能な木造都市を目指しています。建設業界の課題、特にCO₂排出や職人不足に対して、「分解のための設計(DfD)」や「モジュール化」といったアプローチを採用し、循環型の街づくりに貢献します。

木造ファサードは、サステナビリティの思想を体現しており、その実現に向けた設計プロセスが記載されています。

リノベーションの力

平和不動産は歴史的な建物を大切にしつつ、現代の感性を取り入れたリノベーションによって街の魅力を再構築してきました。特集では、歴史的建物から生まれた新たな店舗が紹介され、例えば1923年に建てられた銀行建築をリノベーションした「K5」や、旧渋沢栄一邸跡地に完成した「日証館」など、各施設の特色や魅力が詳しく語られています。