HTG株式会社、ペットテック事業に期待を寄せ出資決定
最近、HTG株式会社がペットテック事業を手がける株式会社ラニマルに対して出資を行ったことが話題になっています。この出資は、ペットとその飼い主との絆をさらに深めるための重要なステップといえるでしょう。
ラニマルのミッションとサービス
株式会社ラニマルは、「ペット×ITで動物との暮らしをより快適に」というミッションを掲げ、ペット関連サービスを提供しています。特に有名なサービスとしては、ペットシッターの「sewakl.(セワクル)」があります。このサービスは、飼い主が不在の際にペットに寄り添い、優しさをもって面倒を見てくれるシッターをマッチングする仕組みです。
ラニマルは、コロナ禍において増え続けるペットの件数に対応するため、テクノロジーを駆使した新しいサービスを展開し、ペットと飼い主の関係性をより良いものにすることを目指しています。
コロナ禍の影響と今後の課題
コロナ禍により、多くの人々が自宅で過ごす時間が増え、それに伴って犬や猫の飼育数も増加しています。一般社団法人ペットフード協会によれば、2020年の新規飼育数は、犬が前年比18%増の41万6000匹、猫は同16%増の46万匹に達しました。この状況は2021年も続き、ペットを飼う人が増えていることが伺えます。
しかし、今後のコロナ収束に向けて、旅行や出張が可能になると、飼い主とペットが離れなければならない時間が生じます。こうした孤立状態は、ペットにとっては大きなストレスになる可能性があります。特に、ペットは飼い主との時間が減ることで「分離不安症」などの問題を抱えることが多く、これが最終的にペットの健康や死に繋がるケースさえあるのです。
ラニマルの取り組みと今後の展望
株式会社ラニマルは、このようなペットのストレスを軽減するために、「いつものあの優しいペットシッターが会いに来てくれる」という理念のもと、ペットシッターサービスを運営しています。このサービスにより、飼い主が不在でもペットが安心できる環境を提供することが可能になります。
また、ラニマルは今後、ペットに関する様々なテックサービスの提供も検討しており、より広範な問題解決を図っています。
一方、HTG株式会社はヘルスケア分野に特化した問題解決型企業として知られています。ヘルスケアの革新を通じて、より多くの人々が幸せを感じられるよう取り組んでいます。この出資は、ラニマルのペットテック事業にも多大な影響を与えることでしょう。
会社概要
- - ラニマル:東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目27-5リンクスクエア新宿 16階、代表取締役:クレーン淳
- - HTG株式会社:大阪府大阪市中央区東高麗橋1番12号、代表取締役:戸田晃平
今後も、HTGとラニマルの連携によって、ペットと人のより良い関係の構築が期待されます。