AI CROSSとパーソルクロステクノロジーの協業
最近、AI CROSS株式会社(東京)とパーソルクロステクノロジー株式会社(東京)は製造業・卸売業向けに、新たなDX推進のための協業を開始しました。両社の連携により、製造業の需給予測や在庫管理業務を効率化し、データドリブンな意思決定の実現を目指します。
協業の背景
経済産業省や厚生労働省が発表した最新のレポートによると、日本の製造業において技能継承が進んでいると答えた企業はわずか33.3%にとどまっています。また、大部分の企業が将来の技能継承に不安を抱いているという結果が出ており、これは人材不足とベテラン社員への依存によるものとされています。このような背景の中、需要予測や在庫管理といった業務の効率化が求められています。
特に、AI CROSSの調査によれば、製造業の現場では、需要予測の運用には専門知識が必要であり、その導入に不安を感じている事業者が多いことが明らかになっています。多くの担当者が月に10時間以上の時間を在庫管理や需要予測に浪費しているものの、導入が進まない理由には高い初期・運用コストや、業務に合うか不明といった複雑な問題があるようです。
AI CROSSの役割とパーソルクロステクノロジーの役割
本協業では、AI CROSSのAI需要予測サービス「Deep Predictor」が重要な役割を果たします。このサービスは、現場担当者でも扱いやすい形で需要予測を提供し、その結果を発注に結びつける情報を生成します。AI CROSSの目指すところは、AIを単体で提示するのではなく、既存の業務システムやフローに組み込むことで、誰でも運用可能な形での提供です。
一方、パーソルクロステクノロジーは、豊富なシステム開発とDX支援の実績を持ち、顧客からの需要予測や在庫管理業務に関するニーズに応える能力が強みとされています。同社は、AIを業務に定着させるための実装力を欠かさず、需要予測を業務全体のプロセスに組み込むことができるため、より包括的なソリューションを提供します。
この強力な連携により、AI CROSSは新たな顧客層へのアプローチが可能となり、パーソルクロステクノロジーは既存顧客へより深い提案ができるようになります。
DXの未来
今後、AI CROSSとパーソルクロステクノロジーは、互いの専門知識を掛け合わせて、企業が直面している懸念事項を解決するための新たなソリューションを模索します。両社の取り組みにより、製造業界のデジタルトランスフォーメーションが進展し、生産性の向上と効率化が期待されます。
まとめ
この協業は、AI技術の導入を促進し、製造業における人的資源の課題を緩和する可能性を秘めています。AI CROSSの「Deep Predictor」は、単なる需要予測にとどまらず、実務に直接結びつくアウトプットを生成することで、業務改善の一助となることが期待されます。今後も両社が協力し、企業の業務改善に貢献していく姿勢が重要です。