大学の卒業生支援を進化させるALUPAとデジタル認証アプリ
大学向けアルムナイサービス『ALUPA(アルパ)』が、デジタル庁が提供する「デジタル認証アプリ」を活用した新しい本人確認機能を導入します。この取り組みは、卒業生へのサービスを向上させるとともに、大学の業務効率化を狙っています。
ALUPAの背景と目的
2024年8月に『ALUPA』がリリースされて以来、卒業生が大学を卒業後もコミュニティを形成し続けられるプラットフォームとして注目を集めています。しかし、大学は卒業生の新しい住所や就職先などを把握するのが難しいという課題も抱えていました。そこで、当社は2025年4月に「卒業生情報変更」機能を追加し、卒業生が自分の最新情報を登録できるようにする計画を立てています。
現在、マイナンバーカードの交付率が75%を超え、デジタル庁からも「デジタル認証アプリ」が提供されています。この背景から、卒業生の情報登録にあたって、本人確認を安全且つ簡単に行う手段としてアプリとの連携を実現しました。これにより、卒業生の本人確認作業が官民を問わず簡素化され、信頼性の高いデータ管理が可能になります。
サービスの特徴と利便性
「卒業生情報変更」機能は、卒業生によって自分の氏名、電話番号、住所、職歴といった情報を直接登録・更新できる仕組みです。大学側は、登録情報をデータとして出力することで常に最新の情報を取得できます。特に、本人確認は「デジタル認証アプリ」を通じて行われるため、卒業生はわざわざ本人確認書類をアップロードする必要がなくなります。このように、手続きの簡便さとセキュリティの両立が実現されます。
さらに、この取り組みにより、大学の本人確認作業も効率化され、業務負担が軽減されることが期待されています。卒業生の安心感も高まり、より多くの人々がこのサービスを利用するようになることでしょう。
今後の展望
そして、今後の計画として、2025年度中にデジタルで卒業証明書などを受付・発行できる証明書発行サービスも展開予定です。この際にも、「デジタル認証アプリ」を用いた高精度な本人確認が行われ、安全性の確保に努めます。また、在学時に所属した組織やグループ単位での交流が可能なコミュニティ機能や寄付金受付機能の実装も目指しています。
結論
『ALUPA』とデジタル庁の「デジタル認証アプリ」の連携によって、卒業生へのサービス向上はもちろん、大学の事務業務の効率化も期待されています。この新たな試みは、卒業生同士のつながりを強化し、より良い学びの場を提供するための革新的なステップと言えるでしょう。今後もこのプラットフォームの進展に注目が集まります。
お問い合わせ先
日本システム技術株式会社
GAKUEN事業部担当:田端
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URL:
ALUPA公式サイト