2025年大阪・関西万博の注目展示『未来のわたし』
2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)で、株式会社パソナグループが出展するパビリオン「PASONA NATUREVERSE」には、未来社会を体感できる斬新な展示が待っています。特に注目したいのが、パソナグループとCYBERDYNE株式会社が共同制作した「未来のわたし」展示です。この展示は、サイバー・フィジカル空間と人間がどのように融合し、AIやロボットと協調して生活する未来を描いています。
この展示では、「からだ・こころ・きずな」をテーマにし、様々な最新技術が紹介されます。「からだゾーン」では、人間の身体機能を改善・再生する技術や、生活空間をより広げるためのサポート技術が目玉です。
展示の内容
展示は3つのテーマで構成されています。
1.
身体機能が改善・再生するわたし
このテーマでは、世界初の装着型サイボーグ「HAL(ハル)」を使い、加齢や病気によって困難を抱えた方々がどのように身体機能を改善することができるかを示します。来場者は、実際にHALを装着し、自分の意思で動かす体験ができる予定です。
2.
生活空間を拡張するわたし
次に、マスター・リモートシステムによって、離れた場所からでも「もう一人のわたし」が存在し活躍できる未来社会を映し出します。この技術により、場所に制約されることなく、自由に生活できる可能性を提案します。来場者は、実際にリモートロボットを操作し、その動きが別の装置と連動する様子を体験できます。
3.
安心して見守られるわたし
最後に、バイタル情報を常に監視できる小型センサー「Cyvis」や、微小血管を確認できる「Acoustic X」といった技術によって、自身の健康状態を高いレベルで見守る社会を提案します。デモンストレーションでは、来場者が実際に装着し、その機能を体感できます。
WELL-BEING社会を目指して
パソナグループとCYBERDYNEは、この展示を通じて、テクノロジーがいかにして一人ひとりのWell-beingを実現するのかを模索しています。AIやロボットと共存し、豊かな生き方を提案しつつ、万博後も新たな社会構築に向けた事業連携を進めていく意向を表明しています。
この展示は、内閣府が実施する「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の研究開発成果のひとつでもあり、世界中から来場する観客に向けてその成果をアピールする場となるでしょう。
PASONA NATUREVERSEの理念
パソナグループの掲げる「いのち、ありがとう。」の理念は、すべての人が健康で活き活きとした社会を実現することを目指しています。この展示を通じて、「NATUREVERSE(自然と宇宙)」の世界観を皆さんに体感してもらい、未来を共に創る存在になってほしいとの願いが込められています。
まとめ
2025年の大阪・関西万博で訪れるべき「未来のわたし」展示は、最新テクノロジーの体験を通して、新しい社会の可能性を感じさせてくれることでしょう。ぜひ、パビリオン「PASONA NATUREVERSE」に足を運び、未来の生活を共に体感してみてはいかがでしょうか。