生物多様性保全への新たな取り組み
阪急阪神不動産株式会社は、環境保全の重要性を再確認し、分譲マンションブランド「ジオ」において新たなビジョンを策定しました。このビジョンは「Minna ikimono Action(みんな いきもの アクション)」と名付けられ、生物多様性の保全を目的とした新しい試みです。
「Minna ikimono Action」の意義
「Minna ikimono Action」とは、私たち一人一人が生物と共生する時代を築くことを目指しています。人と生き物(植物、鳥、虫など)が一体となって暮らせる未来を描くこのプロジェクトは、都市の風景に自然を取り込み、持続可能な社会を実現するための大きな一歩です。このビジョンは、共生を日常的に実行するための積極的な意思を強調しています。
5つの計画方針
このビジョンを実現するために、以下の5つの方針が掲げられています。
1.
景観:四季を通じて地域の風景と調和する景観を創出する。
2.
気候:快適な気候環境を提供し、自然の力を暮らしに取り入れる。
3.
色彩:色彩を通じて生態系と人々を結びつける環境を描写する。
4.
動線:自然豊かな経路を整備し、人と生き物の交流を促進する。
5.
生息環境:人と生き物が安全に暮らせる環境を整備し、生態系保全の基盤を養う。
これらの方針は互いに関連しあいながら、持続可能なエコシステムの構築を推進します。
具体的な取り組み
新たに策定したビジョンに基づき、東京都杉並区に建設中の「ジオ荻窪」では、4つのガーデンを設け、生物多様性を育むランドスケープデザインを導入します。この取り組みは、「ジオ」ブランド全体へと広がることを目指しており、住民や地域社会と共に進めていく予定です。
ABINC認証の取得
「ジオ荻窪」は、〈ジオ〉で初めて「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)」を取得しました。この認証は、生物多様性と人間の共生を推進する基準を満たした物件に与えられます。この認証を得たことにより、「ジオ荻窪」は自然環境と共にある住環境の模範となることを目指しています。
生物多様性保全のさらなる展開
さらに、当社は「30by30アライアンス」にも参加し、「2030年までに30%以上の陸と海を健全な生態系として保全する」という目標の達成に向けた取り組みも行っています。これにより、企業、自治体、団体を含む多様なプレイヤーと協力しながら、生活の質を向上させ、持続可能な未来を築いていく方針です。
このように、「ジオ」は生物多様性保全に向けた具体的な行動を取り、都市部における自然環境の保護と育成に注力していきます。
「ジオ」の生物多様性保全への取り組みについては、特設ホームページでの情報も公開されています。ぜひ訪れて、詳細を確認してください。