新AIツール「QuintSpect」
2025-10-20 10:59:39

ドキュメントの品質を向上させる新AIツール「QuintSpect」の提供を開始

バルテスが新たに提供する解析AIツール「QuintSpect」



バルテス・ホールディングス株式会社のグループ企業であるバルテス株式会社は、2025年10月20日にドキュメント品質向上を目的とした解析AIツール「QuintSpect」の提供を開始しました。この新たなサービスは、まずプロトタイプ版として利用者に公開され、フィードバックを基に機能が進化していく予定です。

ソフトウェア開発の重要な課題



ソフトウェア開発の過程において、仕様書や設計書が持つ重要性は計り知れません。これまで、バルテスは「仕様書インスペクションサービス」を通じて、上流工程での品質向上を支援してきました。ドキュメントに記載された要件に誤りがあると、プログラムにおける欠陥が生じ、その修正には多大な手間がかかります。特に後続の工程で発見された場合、修正コストは数十倍に跳ね上がることもあり、上流工程での欠陥検出は極めて重要です。

AI技術を駆使した新ツール



「QuintSpect」は、今まで専門知識に頼って行われていたレビューに、AI技術を組み合わせることで、より精度高く効率的な品質診断を実現します。このツールは、5つの観点からドキュメントを分析し、自動的にスコアリングと改善提案を行います。具体的には、正確性、理解性、視覚性、深層性、信頼性といった要素から総合的に評価されます。

主な機能



  • - 通常分析: 5つの観点からドキュメントを解析し、不備がある部分を具体的に指摘します。各項目には優先順位、重要度、期待効果も提示され、視覚化はレーダーチャートによって行われます。
  • - 矛盾検知: 複数のドキュメント間での不整合を自動で検出し、一貫性を確認します。
  • - 分析結果レポート: 各ドキュメントの品質状況をまとめたレポートを自動生成し、直感的に状況を把握できます。

対応するドキュメント形式



2025年10月時点では、ExcelおよびPDF形式のドキュメントに対応。さらに、PowerPointやWord形式へも対応予定です。

今後の展開



この新しいAIツールは、設計書や要件定義書のレビューを効率化し、上流工程と下流工程の文書間の整合性確認、ビジネス文書の品質確認に役立てられます。自動診断を利用することで、従来の目視確認よりも遥かに効率的なレビューを実現し、品質向上とコスト削減の両立が期待されます。

バルテスは、今後もAIを活用した品質向上支援の道を探求し、業界のさらなる発展に寄与していく考えです。私たちのツールを通じ、その品質向上の必要性を実感し、実行に移していただければと思います。

詳しい情報は、バルテスの公式ページにて確認できます。URL: QuintSpectのサービスページ


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会社情報

会社名
バルテス・ホールディングス株式会社
住所
大阪市西区阿波座1-3-15関電不動産西本町ビル8F
電話番号
06-6534-6570

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