宮崎県の離島に『満月食堂』オープン
宮崎県の離島、島野浦に新たにオープンした『満月食堂』が注目を集めています。この食堂は、かつて漁業が繁盛していた頃の賑わいを再現し、地域を活性化させることを目的としています。島野浦は、かつて2000人以上が暮らしていた漁業の名所ですが、現在は800人ほどの住民が残り、飲食店が存在しない状況でした。
満月の日にかける思い
『満月食堂』の名前は、満月の日に漁師たちが集まって活気を取り戻していた頃の記憶からインスパイアを受けたものです。食堂は2022年3月19日、満月の日の翌日にオープンし、島の人々の交流の場として、また島外から訪れる人々の食事処として位置づけられています。この新しい名所は、日々の生活の一部として地域に溶け込むことを目指しています。
オープン初日に合わせて、地元産の食材を使った多彩なメニューが提供される予定です。島の特産物を活かし、今後の日々の暮らしに根ざした食堂を目指しています。
オンラインでも楽しめる味
さらに、来店できない方々にも『満月食堂』の味を楽しんでもらうため、オンラインショップを開設。島で育った鯛を使用した「濃厚鯛ほぐれ」という商品を販売予定です。これは、シャケフレークのように鯛をフレーク状にしたアイテムで、「大人の塩味」と「うま味の醤油味」の2種類が選べます。価格はそれぞれ1,458円(税込)と1,350円(税込)で、4月から順次発送されます。
店舗情報
- - オープン日: 2022年3月19日(土)11:00〜
- - 場所: 宮崎県延岡市島浦町736番地5
- - 営業時間: 水曜〜日曜・祝 11:00〜15:00(定休日:月曜・火曜)
- - 提供メニュー: 島いりこダシの牛すじカレー、しまうら真鯛の鯛茶漬け、海鮮丼など
この食堂は、島外からの観光客だけでなく、地元の方々にとっても気軽に集える場としての機能を果たすことを目指しています。考慮を重ねたメニューの数々や、温かいおもてなしが期待されています。
島野浦の魅力
島野浦島は、面積わずか2.83平方キロメートルの小さな離島ですが、その周囲には美しい自然が広がっています。釣りやダイビングを楽しむ観光客にも人気で、海食トンネルや多様な海洋生物が生息するスポットが散在しています。さらに、2009年には「島の宝100景」にも選ばれており、その自然環境は訪れる価値が高いと言えるでしょう。
今後、『満月食堂』を中心に地域活性化に向けた動きが広がることが期待されます。島民と観光客が共鳴し合い、共に楽しむことができる新たな文化が育まれていくでしょう。多くの人々にとって愛される場所となるよう、今後の成長が見逃せません。