採用活動を効率化するVideo Agent LOOV導入事例とその効果

株式会社LOOVが開発したVideo Agent「LOOV」は、企業が人材を採用するプロセスに大きな変革をもたらしています。このテクノロジーは、特に株式会社フィールドサーブジャパンに導入され、効果を発揮しています。本記事では、その導入の背景や成果を詳しくご紹介します。

LOOV導入の背景

フィールドサーブジャパンは、アパレルや家電、コスメ分野での人材派遣を行う企業です。毎月3,000件以上の応募への対応が求められ、その結果、コーディネーターは多忙な業務に追われていました。従来の電話での連絡手法は離脱率を高め、応募から面接へと進む移行率は50％に留まっていました。特に、求職者の中には、知らない番号からの着信を避けたいとの心理から、連絡を無視する傾向が強かったのです。

この問題を解消するため、フィールドサーブジャパンは「LOOV」の導入を決定しました。

LOOVの選定理由

「LOOV」の選定に至った理由はいくつかあります。まず、企業説明から応募後の流れの案内、面接予約までを自動化し、求職者が自走で進められる仕組みが大きな魅力でした。また、ROI（投資利益率）を明確に算出できる点や、運用支援付きの動画編集機能が充実していることも重要な要素でした。これにより、対応の効率化が期待されました。

LOOVの実装と成果

LOOVが導入されると、動画が「24時間365日稼働するもう一人のコーディネーター」として機能し、求職者は自分のペースで情報を得ることができるようになりました。企業の文化や福利厚生、よくある質問に加えて、社員の生の声を通じた企業紹介が動画に盛り込まれ、応募者の理解を深められました。

この取り組みの結果、応募から面接への移行率は50％から57％へ向上。これは約7ポイントの改善であり、業務コストや時間が約30％も削減されました。さらに、面接1件あたりの所要時間も平均15分短縮され、1日に実施できる面接枠は従来の8件から10件に増加しました。これにより、コーディネーターは採用活動のコア業務に集中でき、営業活動も改善されました。

求職者の声と今後の展望

求職者からは「動画で会社の雰囲気がよくわかった」「自分のペースで進められて安心だった」とのフィードバックが寄せられ、LOOVの有用性が実証されました。また、フィールドサーブジャパンの田辺佑介様は「Video Agentは、企業イメージを左右する重要な資産」と語り、新たな応募体験の提供がもたらした価値を強調しました。