持続可能な未来を切り拓く！ウッドデザイン賞2025で3作品受賞

三井ホーム株式会社（本社：東京都江東区）が、2025年に開催されるウッドデザイン賞において、3つの作品で受賞の栄誉に輝きました。これにより、同社は4年連続で受賞を果たし、累計では16作品の受賞を達成しました。これらの成果は、持続可能な木造建築への意欲を示すものであり、同社は引き続き戸建住宅や中大規模の木造建築を推進する考えを示しています。

受賞作品の概要

リビオメゾン大岡山

- 共同受賞者：日鉄興和不動産株式会社
- 受賞対象分野：建築・空間分野
- 顕彰部門：ハートフルデザイン部門

「リビオメゾン大岡山」は、地上4階、地下1階の木造賃貸マンションで、木々に囲まれた住空間を実現しました。この物件の特徴は、共有スペースに活用されている天然木材や、屋上の「草屋根テラス」など、自然との調和を大切にしたデザインです。また、三井ホーム独自の基準をクリアした「MOCXION（モクシオン）」というブランドが採用されています。

オートバックス四国中央店

- 共同受賞者：株式会社オートバックスセブン、株式会社イースペース設計、株式会社神野工務店
- 受賞対象分野：建築・空間分野
- 顕彰部門：ライフスタイルデザイン部門

「オートバックス四国中央店」は、愛媛県四国中央市に位置するカー用品店で、木造トラスを活用した大空間設計が特長です。店内の木製天井が、温かみのある居心地の良い空間を生み出しています。また、この建物は省エネ性能にも優れ、ZEB（ネット・ゼロ・エネルギー・ビル）認証を取得しています。

NLTコンテナの循環型木造ユニット技術

- 共同受賞者：株式会社Reg.and、有限会社西部消防設備
- 受賞対象分野：建築・空間分野
- 顕彰部門：ソーシャルデザイン部門

この技術は、従来鉄骨造であったコンテナを木造化したもので、NLT（ネイル・ラミネイテッド・ティンバー）を用いた革新的なアプローチが評価されました。ユニット生産を通じて短納期やコスト削減を実現し、さらに再利用性を高める金物接合方法も開発されました。これにより、外食業から小規模オフィスまで多様な用途に応じられる建築が可能になりました。

三井ホームのビジョン

三井ホームは、受賞を通じて木造建築の普及と技術の発展に努めてまいります。また、環境との共生を重視し、社会的価値の創出と経済的価値の創出を両立させる理念に基づく持続可能な社会の実現を目指しています。2024年4月に新たなグループ経営理念が制定予定で、これを機に環境への貢献をより一層強化していく方針です。

ウッドデザイン賞は、一般社団法人日本ウッドデザイン協会が主催するもので、木を使った豊かな生活様式やデザインを表彰し、その理念を広める活動を行っています。

今後も三井ホームは、創造性豊かな木造建築を通じて、より良い未来を築いていくでしょう。