宇宙への扉を開く、クラーク宇宙の日
クラーク記念国際高等学校(北海道深川市)は、2024年11月11日に「クラーク宇宙の日」を開催します。このイベントは、学校が開発した人工衛星「ClarkSat-1(愛称:AMBITIOUS)」の宇宙打ち上げを記念する特別なもので、全国の生徒約8,400名が参加する予定です。
この日は、宇宙や地球の未来について考える機会を提供し、生徒たちの主体性を育てることを目的としています。「Boys, be ambitious」というクラーク博士の教育理念を基に、クラーク国際は生徒一人ひとりが自分の未来を切り開くために挑戦する環境を提供してきました。
未来のリーダーを育てる宇宙教育プロジェクト
クラーク国際高等学校は、宇宙教育プロジェクトを立ち上げ、高校生が人工衛星の開発や運用に直接関与することで、宇宙に対する興味を高めることを目指しています。人工衛星「ClarkSat-1」は2023年11月10日にNASAのケネディ宇宙センターから打ち上げられ、同校の生徒たちはその運用を通して貴重な学びを得ています。この日を毎年「クラーク宇宙の日」とし、宇宙への関心を深める活動を継続していく計画です。
イベントの概要
「クラーク宇宙の日」では、メイン会場のCLARK NEXT Tokyoと全国の拠点をオンラインで結び、様々な活動が行われます。具体的なプログラムには、以下のような内容が含まれます:
1.
宇宙探究部の活動報告
2011年に設立された宇宙探究部は、宇宙や科学技術に興味を持つ約50名の生徒が参加。彼らは「ClarkSat-1」の開発・打ち上げに関する活動を発表します。
2.
特別講演
朝日新聞デジタルの東山正宣氏を招き、宇宙開発の意義やメディアの役割について講演します。これは、生徒に新たな理解の視点を提供します。
3.
トークセッション
東山氏、宇宙探究部特別顧問の黒田有彩氏、生徒代表による意見交換が行われ、宇宙や地球に対する理解を深める機会となります。
4.
新プロジェクトの発表
星空をライブ配信する「星空ライブカメラプロジェクト」の発表も行われ、地域での天体観測が可能になります。
拠点別イベントも充実
また、各地ではさまざまな拠点別イベントも行われ、宇宙に関連する多様なテーマで生徒たちの興味を喚起します。例えば、札幌では動画制作、千葉ではワークショップ、名古屋では宇宙米栽培の報告などが予定されています。これらの活動を通じて、地域性と科学的視点が融合した新しい学びの機会を提供します。
未来を担う生徒たちに
「クラーク宇宙の日」は、宇宙の奥深さを感じるだけでなく、未来のリーダーたちがどのように考え、行動するかを示す重要な日になります。全国のクラーク国際の生徒たちが一堂に会し、互いに学び合い、宇宙や地球への関心を深めるこの貴重な機会を通じて、彼らの人生観や価値観にも大きな影響を与えることでしょう。
取材のお問い合わせ
この大規模なイベントに関心があるメディア関係者は、クラーク記念国際高等学校 教務開発部の山下までお問い合わせください。彼らの未来に向けた挑戦を取材し、発信していくことが期待されます。
この「クラーク宇宙の日」は、私たちが共に宇宙の未来を考え、実現していくための大きな一歩となるでしょう。2024年11月11日、全国の生徒が集うこの特別な日をぜひお見逃しなく!