日本・韓国共同でスタートアップを支援する新たな取り組み
東京都千代田区に本社を置く株式会社ゼロワンブースター(01Booster)は、韓国のスタートアップ支援企業であるCNTTECHとMOU(覚書)を締結しました。この提携は、日韓のスタートアップが両国の市場へ進出できるように支援することを目的としています。
提携の背景
01Boosterは、企業理念として「事業創造の力で世界を変える」を掲げ、オープンイノベーションプログラムや新事業の立ち上げをサポートしています。一方、CNTTECHは2003年に設立され、韓国におけるスタートアップ支援プログラムを提供してきた実績があります。双方が手を組むことで、それぞれの強みを生かし、スタートアップの成長を加速させる狙いがあります。
具体的な支援内容
この新たなパートナーシップを通じて、01BoosterとCNTTECHは以下のような支援を展開します:
- - 日韓市場進出支援:専門家によるメンタリングや現地企業とのネットワーキングを通じて、スタートアップの市場参入を円滑に行います。
- - 貿易ミッションとスタートアップイベントの開催:日本と韓国で、スタートアップ日に特化したイベントや貿易ミッションを開催し、交流の場を提供します。
- - 人材交流とスキル開発プログラム:人材の交流を促進するプログラムやインターンシップ機会により、実践的なスキルを身に付けるサポートを行います。
CNTTECHについて
CNTTECHは、特にソフトウェアやF&B業界のシードスタートアップに投資し、共創を促進しています。また、2012年以降は韓国のスタートアップを支援するプログラムも展開し、2018年には韓国政府にアクセラレーターとして登録されました。彼らの専門知識は、韓国の市場に精通した支援を提供する大きな資産となるでしょう。
01Boosterの取り組み
ゼロワンブースターは、スタートアップだけでなく、大企業のオープンイノベーションにも焦点を当てています。自身のプログラムを通じて、創業から支援を行い、さまざまな形でイノベーションを促進しています。また、グループ会社である01Booster Capitalを通じて、ベンチャー企業への投資も行っています。
まとめ
日韓のスタートアップが協力し合うことによって、それぞれの市場でのチャンスを拡大することが期待されます。この提携が、日本と韓国のスタートアップエコシステムにどのような影響を及ぼすのか、今後の動向に注目が集まります。両国の企業や若い起業家たちが、新たなビジネスのチャンスを掴むための有力なサポートとなるでしょう。