UiPathの新エージェンティックAIソリューションがもたらす変革
2026年3月25日、米国ニューヨークでUiPath(ユーアイパス)が発表した新製品「UiPath Solution for Purchase-to-Pay(P2P)」は、調達から支払いまでのプロセスを一新するために設計されたエージェンティックAIソリューションです。これは、企業の財務部門向けに開発され、業務プロセスにエージェントを組み込むことで、コスト削減と効率向上を図ります。
調達から支払いまでの現状の課題
調達から支払いまでの過程は、未だに複数の基幹システム—例えばERPやCRMといったシステム間でのデータ引き継ぎが重要です。しかし、これらのシステム間の連携が不十分であったり、承認ワークフローの遅延が日常の購買業務の進行を妨げていることが多くあります。このような一貫性のないワークフローによって生じるコストは、割引の未回収やサプライヤーとの摩擦、さらには財務部門が例外事項に多くの時間を費やすことへと繋がります。
UiPath Solutionの持つ革新性
「UiPath Solution for Purchase-to-Pay」は、これらの課題を解決するために、既存の基幹システムの上にエージェンティックな実行レイヤーを導入します。具体的には、AIエージェントと自動化されたワークフロー、そしてエンド・ツー・エンドのオーケストレーションを融合させ、手動での作業負担を軽減すると同時に、処理コストを削減することを目指しています。このソリューションを導入することで請求書処理のサイクルが短縮され、調達業務の可視化が進むことにより、処理の迅速化が期待できます。
本ソリューションの特徴として、UiPath Intelligent Xtraction and Processing(IXP)およびガバナンスに基づく例外処理が利用され、P2Pライフサイクル全体を自動化します。購買側では、AIエージェントが承認プロセスを適切な関係者に振り分け、TeamsやSlackを通じて連絡を取ります。請求書処理では、エージェントがメールやPDF、EDI(企業間電子データ交換)から請求書を取り込み、発注書と照合し、不一致を判断して例外処理のアドバイスを行います。これにより、人間が判断を必要とする案件のみが担当者の元に上がってきます。
統合されたワークフローの利点
UiPath Maestroによって統合されたワークフローは、調達、財務、ERPシステムにまたがるタスクの調整を容易にし、チームやアプリケーション間の情報共有を円滑にします。これにより、上流の購買支援プロセスから下流の請求書処理までの過程が自動化されます。その結果、企業は請求書処理にかかるコストと時間を削減し、タッチレス処理率を向上させることができ、例外の迅速な処理が可能になります。
UiPathの最高会計責任者であるヒテシュ・ラマーニ氏は、「財務責任者は、厳格な管理を守りながら効率性を向上させるというプレッシャーに常にさらされています。本ソリューションは、課題を解決し、財務部門が取引処理を迅速化できる手助けをします」と述べています。
最後に
「UiPath Solution for Purchase-to-Pay」についての詳細は、「UiPath Agentic AI Summit」のアーカイブ動画を確認してください。UiPathは、世界中の企業に信頼されており、AIエージェントによる導入を通じて、業務の効率化を図るための手助けをしています。