ブラスケムの東京進出
2023-10-19 14:00:02

ブラスケム、東京に駐在員事務所を開設しバイオポリマー市場へ向けた投資強化

ブラスケム、東京に新たな駐在員事務所を設立



2023年10月19日、世界有数のバイオポリマーメーカーであるブラスケムが、東京に駐在員事務所を新設しました。この動きは、同社が継続的にアジア市場におけるバイオポリマーの開発に投資し、特に日本における取り組みを強化する意図を示しています。ブラスケムは、再生可能資源に基づいたバイオポリマーの提供を通じて、日本市場におけるサステナビリティの推進に努めています。

日本市場への深い関与



ブラスケムは15年以上にわたり、日本市場へ循環経済に沿った低炭素ソリューションを提供してきました。特に、I'm green™バイオポリエチレン(PE)は、サトウキビを原料とし、光合成の過程を経て大気中の二酸化炭素を除去します。このプロセスによって、カーボンネガティブを実現し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

さらに、機械的および化学的なリサイクルが可能なこのバイオポリマーは、食品パッケージング、家庭用品、玩具など多岐にわたる製品に使用されています。こうした製品群は、社会の多様なニーズに応えるために責任ある調達プロトコルに従って作られています。

アジア市場へのさらなる展開



日本に駐在することにより、現地のステークホルダーとの連携が強化され、低炭素ソリューションの開発が促進される見込みです。ブラスケムはまた、今年、ブラジルにおけるバイポリマーの生産能力を30%向上させたほか、タイのSCG Chemicals社との合弁企業を設立しています。これにより、アジアにおけるI'm green™バイオポリエチレンの提供を拡大し、持続可能な選択肢を広めることを目指しています。

副社長のウォルミール・ソラー氏は、「私たちは、サステナブルなソリューションに対する社会的ニーズに応えるため、リーダーシップを発揮し続けます。私たちの経験を活かし、日本のネットゼロに向けた取り組みをサポートしていきたい」と述べています。

ブラスケムの使命



ブラスケムは、約9,000人の従業員を擁し、世界中の70カ国以上で製品を提供する企業です。サステナビリティを重要視し、化学とプラスチックを通じて人々の生活向上に努めています。特に食品包装、製造、自動車、農業など、さまざまな分野での持続可能なソリューションを提供しており、イノベーションを基盤にした企業文化がその強みとなっています。

このように、ブラスケムは日本市場における影響力を強化し、持続可能な未来を切り開くための努力を続けています。今後の展開に注目です。

会社情報

会社名
Braskem S.A.
住所
Rua Lemos Monterio, 120, Butanta, Sao Paulo, SP 05501-050
電話番号

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