共創型まちづくり協議会設立、東京湾岸の地域活性化へ

2025年10月30日、浜松町芝大門、竹芝、芝浦の3つの地域を舞台に「芝東京ベイ協議会」が設立されました。この協議会は、共創型まちづくり組織として、各地区のエリアマネジメント組織の連携を強化し、地域の課題を解決しながら価値を高めることを目指しています。

設立式典では、理事長の青栁彰浩氏が「歴史と未来、陸と海が交わる芝東京ベイで、より魅力的な体験を提供していく」と挨拶。この協議会は、地域の特性や組織の強みを生かし、地域活性化を推進するための最前線となります。

本協議会は、2017年から各地区のまちづくり担当者が集まり、連携を図る「3地区連絡会」を始め、2023年に各地区のエリアマネジメント組織が設立し、地域課題の解決に取り組むようになりました。これを受けて、共同して地域の活性化に向けた施策に取り組むことが合意され、今回の設立に至りました。

特に浜松町芝大門地区では、歴史的文化財を活用し、竹芝・芝浦地区では水辺の賑わい創出や舟運の活性化を図る施策が進められます。これらの活動を通じて、地域の文化的な魅力を引き出しつつ、訪れる人々に魅力的な体験を提供しようとしています。

設立に際して、各団体の代表者によるパネルディスカッションも行われ、地域課題解決に向けた重要施策や共創の必要性が語られました。また、今後の予定には、2025年11月1日から11月3日まで、本地区で様々なイベントが行われる計画があります。

具体的な施策の一環として、無料循環バス「（仮称）はまバス」が運行される他、東京湾の水辺を利用したクルーズイベントも行われます。これにより、地域の魅力を伝え、より多くの人々に訪問してもらうことを目指しています。

さらに、参加者を楽しませるリアル宝探しイベントや、地域の歴史を学べるオーディオガイドの提供など、多彩な内容を取り揃えています。これにより、地域資源の活用を促進し、参画する全ての人々が共にその魅力を体感できる仕掛けを整えています。

「芝東京ベイ」として新たなブランドを構築し、地域課題を解決していくこの新たな試みは、多くの人々の期待と注目を集めています。特に、今後の期間、どのような商業施設やイベントが発展を遂げるのか、地域の未来に目が離せません。皆さんもこの新たな舞台で繰り広げられる様々な体験に、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。週末や祝日には特別なイベントも企画されているため、事前に情報をチェックして訪問することをお勧めします。