フードコーディネーター資格にオープンバッジ導入、信頼性を世界基準に引き上げ

フードコーディネーター資格にオープンバッジ導入

日本フードコーディネーター協会（FCAJ）は、創立30周年を迎えたことを機に、業界初となる「オープンバッジ」の導入を発表しました。この取り組みは、フードコーディネーター資格取得者の信頼を高め、資格の社会的価値を可視化することを目指しています。

オープンバッジとは？

オープンバッジは、国際標準規格によって認められたデジタル証明書で、オンライン上で資格やスキルを証明することができます。この仕組みにより、資格取得者は自分の資格をSNSや履歴書、Webサイトなどで簡単にシェアできるようになります。これにより、求人企業や取引先に対しても信頼性をアピールすることが可能になります。

導入の背景

具体的には、まず1級及び2級の資格取得者を対象にオープンバッジが提供され、後に3級資格にも拡大する予定です。この仕組みの導入は、日本国内の食関連資格制度にとって革新であり、他の資格制度との差別化が図られます。

導入によって期待される効果

1. 社会的信頼性の向上: 資格やスキルを明確に証明することで、採用活動や取引先・顧客に対するプレゼンテーションが行いやすくなります。
2. デジタルでの発信強化: SNSやウェブサイト、履歴書などでの経験や資格の共有が簡単になり、自身の価値を高めることができます。
3. 資格の差別化: FCAJが公式に発行した証明書として、このバッジを取得したフードコーディネーターの独自性が強調されます。
4. 外部連携の強化: 教育機関との連携や企業での人材育成プログラムにおいても活用が期待され、名刺や資料に印刷して利用することも可能です。これにより、資格取得者の活動の場でブランド価値を一層高めることができます。

協会の使命と展望

日本フードコーディネーター協会は、この新しいオープンバッジの導入によって、認定フードコーディネーターの資格の価値をさらに引き上げることを目指しています。協会が強調するのは、「無形の価値を可視化することで、社会からの信頼を得る」こと。

今後は「当協会の資格取得者はオープンバッジ及び認定番号を保持」として、積極的にそのことを伝えていく考えです。