リートンテクノロジーズジャパン、教育事業にAIアシスタントを提供
生成AIプラットフォームを展開するリートンテクノロジーズジャパンが、三菱総合研究所(MRI)と手を組み、2025年大阪・関西万博の一環として実施される『EXPOスクールキャラバン』にAIアシスタントを提供することが決まりました。このプロジェクトは、日本全国の約200校の小中高等学校で実施され、AIを使った教育を通じて社会課題の解決に向けたアイデアを考えるワークショップ型プログラムです。
EXPOスクールキャラバンの詳細
EXPOスクールキャラバンは、内閣官房が主催する教育プログラムで、全国の学校でSDGsなどのテーマに基づいた授業を行います。特に、アシスタントAIを活用した授業が中心となり、学生たちは現実の社会課題に触れながら具体的な解決策を考えていくことが求められます。
参加の背景
リートンテクノロジーズジャパンは、これまでに生成AIを教育現場に導入し、教員向けの研修やAIキャラクターを活用した授業の実施に取り組んできました。今回のプロジェクトでは、MRIと協力し、アシスタントAIを提供して学生の学習を支援します。この取り組みを通じて、学生がAIをどのように活用できるかを理解し、その重要性を認識することを目指しています。
プログラムの目的と内容
このプログラムでは、社会課題を解決するためのアイデアを考えるセッションが行われます。具体的には、もともと抽象的な印象が強い社会課題について、AIを用いてその背景や解決策を具体的に検討していきます。学生たちはアシスタントAIを使って、実際の事例を参考にしながら理論でなく実践的な視点から学ぶことができるのです。
実施予定のテーマ
今回のプログラムでは「社会課題解決型ビジネスアイデアを考えよう」というテーマが設定されています。これは、学生たちに社会課題に関心を持ってもらい、主体的に議論する機会を提供することを目的にしています。
社会課題とAIの関係
リートンが提供するAIキャラクター機能では、実際の社会課題の当事者を模したキャラクターとの対話を通じて、学生たちが社会の現実をより身近に感じられる体験を提供します。このような体験を通じて、問題解決スキルが育まれることを期待しています。
リートンテクノロジーズジャパンの日本ビジネスマーケティング責任者である増田良平氏は、「農業の後継者不足など、具体的な社会課題を理解することは難しいが、AIキャラ機能によって学生たちが課題を身近に感じ解決策を練る手助けができるのが嬉しい」とコメントしています。
今後の展望
リートンは、未来の持続可能な社会を実現するため、引き続き教育分野でのAI活用を促進していく方針です。その中央には、若年層へのAIの理解と活用促進があり、それによって広く社会課題への意識を高めることを目指しています。今後も様々な取り組みを通じて、正しいAIの活用法の習得と普及に努めていくことが期待されます。
企業情報
リートンは、韓国の生成AI企業であり、2021年に設立されました。その後、急速に成長し、現在は日本でも展開を進めています。月間利用者数は450万人を超え、日本内でも人気を集めている本プラットフォームは、生成AI技術の発展の一助となることを目指しています。