TISがリニューアルした「MARKETING CANVAS」
TIS株式会社(本社:東京都新宿区)が、企業のマーケティング活動を支援するためのデジタルマーケティングサービス「TIS MARKETING CANVAS」のリニューアルを発表しました。この新たなブランド名は「MARKETING CANVAS」に変更され、2025年6月26日から運用開始されます。リニューアルに伴い、パーソナライズドマーケティングの強化や業務最適化を目指し、顧客体験の向上を図る取り組みが本格化します。
新たな「MARKETING CANVAS」の特徴
TISではこれまで、単体のツールやサービスを導入するケースが多かったことから、全体最適や顧客体験の一貫性に課題があったと認識。そこで、リニューアルを通じてデジタルマーケティング関連サービスを統合し、購入体験の一貫性を実現することを目的としています。具体的には、データ分析とAIを駆使したプラットフォーム構築や、オンラインとオフラインのコミュニケーションを整備することで、次世代のコマース基盤を提供します。
市場の変化とニーズ
日本のリテール市場は消費者ニーズの変化やテクノロジーの進化により急速に変革を迎えています。特に生成AIの普及は、顧客サービスや業務の効率化を実現するための鍵とされています。2024年には国内AIシステム市場が前年比56.5%増の約1兆3,412億円に達すると予測されており、この成長を見据えた取り組みが求められています。
「MARKETING CANVAS LAB」の始動
リニューアルの一環として、新設された「MARKETING CANVAS LAB」では、マーケティング体験を設計し、生成AIを活用したプロトタイプ開発に着手します。この取り組みは、パートナー企業との連携を深め、実際の顧客行動に基づいた体験価値を検証することを目指しています。特定のパートナー企業と共に顧客サテライト環境を構築し、共同プロジェクトを進めることで新たな知見を得ることが期待されています。
顧客体験を重視したコンセプト
リニューアルに際して、TISは「テーラーメイドな顧客体験」「瞬間的な購入促進」「ソーシャルグッドな消費体験」「境界を越えたコマース体験」という4つのテーマを掲げています。これにより、消費者の購買プロセスを支援するだけではなく、環境や社会貢献にも繋がる持続可能なモデルを確立することを目指します。
今後の展開としては、2025年9月までに新たなサービスをリリースし、2027年度内にはデジタルマーケティング領域で業界のリーディングポジションを確立する計画です。TISはこうした取り組みを通じて、顧客の理解を深め、購買体験の革新と社会的価値の創出を実現していく方針です。
TISの概要
TIS株式会社は、金融、産業、公共、流通サービスなど多様な業種のクライアントと共に、経営課題に向き合い続けています。50年以上の経験を通じて、日本を含むASEAN地域で社会的な課題解決を目指しています。一方、TISインテックグループは「ITで、社会の願いを叶えよう」という理念のもと、地域の社会課題の解決に貢献しています。
詳細な情報については、
TIS公式サイトを参照してください。