中小企業診断士への第一歩を導く実務補習の新たなバイブル
株式会社創土社が新たに刊行した『中小企業診断士 はじめての診断報告書──コンサルティング実務の羅針盤』は、中小企業診断士を目指す新人診断士にとって、初めての実務に挑む際の心強い味方となります。著者の星野裕司氏は長年にわたり中小企業診断士としての経験を積み、多くの新人を指導してきた現役指導員です。本書はその経験を基に、実務補習の過程で新人が直面しがちな疑問に対する解答を的確に示します。
実務補習とは
中小企業診断士の資格を取得するためには、試験を突破するだけではなく、実務経験を積む必要があります。その中で実施されるのが実務補習です。本書では、ヒアリングから分析、診断報告書の作成、具体的な提案の流れを丁寧に解説しています。本書を通じて、初心者が感じる「何から書くべきか」「どう考えるか」といった迷いを払拭し、実務補習をスムーズに進められるように導いてくれます。
書籍の特徴
本書では、特に新人診断士が現場でつまずきやすいポイントや、経験をもとに整理した重要な知識を紹介しています。文体は平易で、専門書特有の複雑さを排除し、学びやすさを追求しています。そのため、女性読者や初学者も気軽に手に取ることができる内容に仕上がっています。
さらに、Word形式の診断報告書テンプレートが付属しており、本書を参考に実務補習に即活用することが可能です。このような実践的なサポートが、新人診断士の成長を後押しします。
著者の思い
星野裕司氏は、「実務補習では“答えのない現場”に向き合うことになる」という点を強調しています。多くの初心者指導の中で感じたのは、彼らが“書けない”のではなく、考える段階で戸惑いやすいということです。本書では、報告書を書くための思考プロセスを明確にし、少しでも不安を軽減できるよう努力したとのことです。
書籍情報
- - 書名:中小企業診断士 はじめての診断報告書──コンサルティング実務の羅針盤
- - 著者:星野 裕司
- - 発行:創土社
- - 判型:四六判・240頁
- - 価格:本体2,400円(税別)
- - 発売日:2025年12月25日
- - ISBN:978-4-7988-7001-4
本書は、今後増加が予想される中小企業診断士試験の受験者にとって、必要不可欠な一冊となること間違いなしです。これから資格取得を目指す方や新人診断士にとって、経験を基にした実務補習の指導を通じて自身のキャリアを築いていく手助けをすることでしょう。