ネクスター社、実話を基にした新たな縦型ショートドラマ制作スタジオを設立

ネクスター社が新たなショートドラマ制作スタジオを始動

東京都新宿区に位置するネクスター社（代表：細田悠巨）は、急成長中の縦型ショートドラマ市場に新たに進出することが発表されました。展開されるのは、実話に基づく見応えのあるドラマを提供する「Nexter Studio」です。これにより、企業ブランディングや地域振興を目指した制作活動が新たにスタートします。

縦型ショートドラマ市場の可能性

現在、縦型ショートドラマは主に若年層に支持されており、その市場規模は約1兆円とも言われています。さらに、2029年には約8.7兆円規模になるとの予測もあり、今後の可能性を秘めています。この形式のドラマは、スマートフォン利用が進む中で、若者たちの視聴習慣と非常に適合しています。

従来のテレビ広告やCMがスキップされやすくなっている昨今、ショートドラマはストーリー展開や演出を通じて、視聴者に強い没入感や共感を与えることができます。これにより、企業やブランドが視聴者との新たなコミュニケーション手段として注目されているのです。

事業の背景と新しいコンセプト

トーキョークリエイティストは2012年以来、SNSを駆使したマーケティング戦略を展開してきました。これまで、インフルエンサーサミットやYouTubeを活用したIP事業などを成功させてきた実績があります。新たに掲げたコンセプト「感を、動する。-To Move Your Heart !-」では、歴史や文化に根ざした物語を現代的に再解釈し、視聴者の心に残る作品を届けることを目指します。

制作体制の強み

Nexter Studioは、特に次の3つの強みを持っています。
1. 業界最安値：企画から撮影、編集までのプロセスをワンストップで行い、コストを他社の半額まで抑えることが可能です。
2. 高品質でスピーディーな制作：元テレビ局のプロフェッショナルを起用し、最新の機材を使用して高いクオリティを保証します。最短で1.5カ月で作品を納品する体制も整っています。
3. 透明なキャスティング：4,000名以上のクリエイターとのネットワークを駆使し、秘密保持契約を厳守した上で安心して依頼できるキャスティングを提供します。

今後の取り組み

トーキョークリエイティストは、地域に埋もれた歴史や文化を掘り起こし、それをドラマ作品にして地域振興に貢献することも目指しています。また、全国の自治体と連携し、地域に根ざした制作活動を進めていくとのことです。この新たな挑戦が、次世代の視聴体験を生むことに期待が寄せられています。

関係者のコメント

執行役員CBOの伊藤実祐氏は、「古き良き物語を新たな形で次世代へと繋げていきたい」と述べています。また、プロジェクトの進行を担当する加藤誠也氏は、「視聴者に楽しんでもらえる作品を届けることが最優先」と語り、制作スタッフやキャストとの連携を重視しています。

このように、ネクスター社の新たな取り組みは、単なるエンターテインメントを超えた社会的なアプローチとしても注目されています。実話をベースにしたドラマがどのように描かれ、視聴者に感動を与えるのか、今後が楽しみですね。