アントレnet、会員数40万人を突破!シニア層の独立が加速する背景とは
株式会社アントレが運営する独立・開業支援サイト「アントレnet」は、会員数がついに40万人を超えました。特に注目したいのは、50代や60代といったシニア層の会員が増加しているという点です。これは、東京都内での新設法人件数も過去最高を記録する中での重要な動向です。
新設法人の増加と高齢化する起業家
2024年、東京で設立された新設法人の数は、2000年の統計開始以降、ついに年間最多を記録しました。年齢別に見ると、起業する代表者の中で40代が最多を占めていますが、50代や60代の割合も増加しています。特に、50代は25.2%と約20年ぶりの高水準をマークしています。
アントレnetの会員に目を向けると、2022年には50歳以上の比率が43.0%でしたが、2025年にはそれが51.0%にまで上昇したことが明らかになっています。この伸びは、シニア層が独立・開業を志向し始めた証と言えるでしょう。
経済不安と健康意識が後押し
人生100年時代に突入した現代、働き方は多様化しています。シニア層の独立志向が高まりを見せる背後には、いくつかの要因が影響しています。その一つが、70歳を超えても働き続けたいと考える人が40%にも及ぶということです。経済的な不安と、健康に対する前向きな意識がその原動力になっています。
さらに、副業をする企業が増えたことも大きな要因です。本業を持ちながら、自分のビジネスを模索する人たちが増加しているのです。
また、2024年には早期退職を希望する人が増える傾向が見られ、早期退職希望者が前年比で3倍になりました。これは、企業の構造改革が進む中で、雇用の不安定さが影響していると言えます。
実際の起業事例:松田オーナーの場合
長野県に移住した松田茂オーナー(56歳)は、未経験の墓石クリーニングビジネスに挑むことで独立を果たしました。彼は、大学卒業後にアパレル業界やデザインコンサルティングでのキャリアを経た後、53歳でアシストーン株式会社に加盟しました。
松田オーナーは、独立を考える際に「アントレnet」を信頼し、他のフランチャイズと比較した結果、地元で長く続けられる仕事として墓石クリーニングを選びました。実際に長野に住んでみて、お墓の需要が高いことに気づき、それが決め手になったとのことです。
彼は、加盟当初の技術が不十分で苦労しましたが、技術研修を受けることでスキルアップを果たしました。今では地域の中学校での職業体験プログラムに参加し、地域貢献にも力を入れています。
アントレnetが提供する独立支援の強み
独立・開業をサポートする「アントレnet」は、実際のオーナーの声を掲載するなど、リアルな情報を提供しています。また、厳正な審査を経た信頼できる情報を提供し、ユーザーは無料で利用できます。
さらに、無料で学べる独立・開業スクールをオンラインで提供しており、これから起業を考えている人にとって価値のあるリソースとなっています。独立を考えるすべての人々にとって、アントレnetは頼りになるパートナーです。
今後の展望
松田オーナーは、「80歳まで仕事を続けたい」と語り、地域とのつながりを大切にしながら、長野県御代田町でのビジネスを育てていくことを目指しています。アントレnetのサービスが、ますます多くの人々の起業への第一歩を支えることを願いたいものです。