コクヨ株式会社は、才能あるデザイナーの応援と共創を目的としたプロダクトデザインの国際コンペティション「コクヨデザインアワード2025」を開催することを発表しました。
2002年から続くこのコンペティションは、今回で22回目を迎え、国内屈指の歴史を持つデザインコンテストとして知られています。これまでのテーマは時代を反映したもので、受賞作品は製品化されることも多く、生活や仕事に身近な道具に新たな息吹を吹き込んできました。
「コクヨデザインアワード2025」のテーマは「prototype」。これは、完成前の原型や試作品という意味ですが、今回は「次につながる可能性をもつアイデアの原型」と捉えられています。優れたデザインは、多くの場合、プロトタイプから生まれます。
今回のコンペティションでは、未来への起点となるようなプロダクトデザインを募集しています。参加者は、既存の思考にとらわれず、自身の「prototype」を表現し、社会課題を解決するようなアイデアを提案することができます。
募集対象は、働く、学ぶ、暮らすシーンで用いる文具・家具・道具全般です。学生を対象とした「NEW GENERATION賞」も設置され、未来を担う若い世代の挑戦を後押しします。
審査員には、木住野彰悟氏、田根剛氏、田村奈穂氏、柳原照弘氏、吉泉聡氏、黒田英邦氏といった、各分野で活躍する著名なデザイナーや建築家らが名を連ねています。
グランプリには賞金200万円、優秀賞には賞金50万円が贈られます。また、学生対象の「NEW GENERATION賞」には、最大10点の受賞作品に賞金3万円が授与されます。
応募期間は2024年7月26日から2024年10月9日までとなっています。詳細な募集要項は、コクヨデザインアワードウェブサイトで公開される予定です。