MC Daichi Yamamotoが挑む64小節
日本人の父とジャマイカ人の母を持つMC、Daichi Yamamotoが挑戦する映像プロジェクト「Red Bull 64 Bars」が注目されています。このプロジェクトでは、シンプルなビートの上でラッパーが64小節ラップする姿を収めています。今回の作品である「Red Bull 64 Bars - Daichi Yamamoto / Prod. by KM」は、彼のラップ技術と創造性を存分に発揮しています。
「Red Bull 64 Bars」の企画は、リリシズムを追求し続けてきたヒップホップシーンの特異性を際立たせるものです。アーティストがフロウやリリックに集中できる環境を整えるため、スタジオには1本のマイクとビートのみが存在します。これにより、ラッパーは無限の可能性を感じながら、自身のスタイルで表現することができます。
Daichi Yamamotoはこのプロジェクトについて、「面白かったです。こんなに長くラップすることはあまりないので、どう集中を切らさずに続けるかが面白かった」と語っています。彼の言葉からは、64小節の長尺ラップを楽しく体験したことが伝わってきます。さらに、彼はフロウを変えつつもメロディを取り入れるなど、様々な音楽的要素を取り入れながらパフォーマンスを行いました。
ビートに関しては、プロデューサーKMが担当。KMは、ヒップホップの枠を超えた多彩な音楽スタイルで多くのファンに支持されています。彼の手掛けたビートは、Daichi Yamamotoのラップと見事に融合し、心に残る音楽を生み出しています。
先行作品として、紅桜やMIYACH、tha BOSS(THA BLUE HERB)などもこのプロジェクトに参加しており、64小節を通じて新たなヒップホップの表現を模索しています。Daichi Yamamotoの魅力的なパフォーマンスも、その流れの一翼を担うことになるでしょう。
「Red Bull 64 Bars - Daichi Yamamoto / Prod. by KM」は、2024年9月25日(水)18時に公開予定です。さらに、同日にはDaichi Yamamotoがヒップホップをどう理解し向き合っているのかを深掘りしたインタビュー記事も公開されます。この機会に、ラッパーたちがどのように64小節を作り上げ、どのように演じるのか、その過程をぜひ感じてみてください。
これからもヒップホップの進化を見逃さず、緊張感ある映像作品としての「Red Bull 64 Bars」に注目していきたいと思います。