体温計の需要急増!新型コロナ影響と測定方法の違い
新型コロナウイルスの影響で、企業や学校における検温義務が導入されたことにより、体温計の需要が急激に高まっています。特に、健常者の平均体温は36.55~37.23℃であり、日本人の健康的なワキの下の体温は約37℃前後が標準とされています。しかし、個人差があるため、体温は一概には決められません。
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年齢による体温の違い
幼児や子供は体温がやや高めで37℃台に達することが多い一方、高齢者は平均36.59℃と低めの傾向があります。また、体温は生体リズムによって変化し、1日の中で0.2℃から0.4℃の幅があります。これにより、「平熱」にも個人差が生じます。
発熱の分類について
医学的には体温を以下のように分類します:
- - 微熱: 37.1℃~38℃
- - 軽度発熱: 38.1℃~38.5℃
- - 中程度発熱: 38.6℃~39℃
- - 高熱: 39.1℃以上
このように、体温の具体的な数値を知っておくことは健康管理において重要です。
体温計の種類
体温計には「実測式」と「予測式」の2種類があります。それぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。
- - 実測式体温計: これは実際の体温を測定するもので、わきの下での測定には約10分かかります。わきや口中どちらでも使えるのが特徴です。
- - 予測式体温計: 独自のセンサーにより、短時間で平衡温を予測できます。シチズンの体温計では15秒、30秒、60秒のタイプがあり、実測検温も可能です。
新しい体温計の特長
最近の体温計は形状や機能が進化しています。例えば、「CTE709」は柔軟な先端を持っており、敏感な肌にも優しい設計です。その上、高音・低音を組み合わせたブザーで検温終了を知らせます。
また、「CTEB720VA」や「CTEB718V」では音だけでなく振動でも検温終了を知らせる機能があります。検温のお知らせは振動モード、ブザーモード、振動+ブザーモードから選択でき、使用者の好みに応じた便利さが提供されています。
自宅での体温計の管理
家庭にある体温計が使えない場合も多く、意外に思われるかもしれませんが、体温計の電池交換は可能です。体温計の裏面や銘板に記載されているボタン電池の品番を確認することで、簡単に電池交換ができます。特に、体温計の電池はモデルごとに異なるため、確認は必須です。ただし、小さなお子様がいる家庭では、ボタン電池の誤飲に注意が必要です。液漏れした電池にも触れないよう気をつけましょう。
体温のはかり方のポイント
体温を正しく測るためには、いくつかのポイントが重要です。まず、測定前に体をリラックスさせ、清潔な状態で測定することが重要です。また、使用する体温計によっては細かい注意点があるため、取扱説明書をよく読むことをお勧めします。体温の変化を把握することで、早めの体調管理が可能になります。常に健康を意識し、体温計を上手に活用していきましょう。