旭化成、川崎製造所に新工場を建設
旭化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:工藤幸四郎)は、川崎製造所でクリーン水素製造及び食塩電解事業向けの新工場建設に関して、自治体からの支援を正式に受けることとなりました。この支援は、神奈川県の企業誘致策「セレクト神奈川NEXT」と、川崎市の「川崎臨海部産業競争力強化促進補助金」に基づいています。
新工場の概要
新工場では、クリーン水素を製造するためのアルカリ水電解システムと、食塩電解プロセスに用いるイオン交換膜法が導入されます。この工場は、2024年12月に経済産業省の「GX(グリーントランスフォーメーション)サプライチェーン構築支援事業」にも採択されており、2025年10月には建設計画が正式決定される見込みです。
新工場の生産能力は、電解用の枠および膜それぞれで年間2GWを超える予定で、2028年度からの運用が開始される見込みです。これにより、既存の食塩電解プロセスに与える年間生産能力は、合計で3GWを超える見通しです。
自治体からの支援内容
今回、旭化成は神奈川県及び川崎市から以下の支援を受けることが決定されました:
- - セレクト神奈川NEXT(神奈川県): 経済の活性化及び雇用創出を目的とし、補助対象経費の3%相当の補助金(最大5億円)を交付。
- - 川崎臨海部産業競争力強化促進補助金(川崎市): 市内の産業競争力強化を支援し、補助対象経費の3%相当額以内での補助金(最大5億円)を交付。
これらの支援は、地域経済の活性化に貢献することが期待されており、旭化成はこの機会を活かしてさらなる成長を目指す考えです。
旭化成の対策と今後の展望
旭化成は、川崎製造所を水電解と食塩電解事業の重要な拠点と位置付け、経営資源を集中させています。今後は、水電解分野における技術の向上及び供給体制の強化を図ると同時に、両電解事業のシナジーを最大限に引き出すことで、グローバルな競争力をさらに強化していく方針です。
この新工場の建設により、クリーンエネルギーの製造が拡大し、持続可能な未来に向けた一歩を記すことができるでしょう。また、地域社会との共生を重視しており、地域の発展にも寄与していきます。
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