川西市で開催される戦後・被爆80年トークイベント
兵庫県川西市では、戦後・被爆80年を迎える今年、地元出身者によるトークイベントが開催されます。参加者は、小学校から高校まで同級生の粉川なつみさんと髙橋智恵さんで、これからの世代に必要な人権の尊重や平和の大切さについて語ります。
このイベントは
9月20日(土)午後3時15分から午後5時まで、アステ市民プラザのアステホールにて行われます。参加者の人権意識を高め、地域での平和活動への理解を深めることを目的としています。
イベントの内容
トークイベントでは、ウクライナやパレスチナなど、現在進行中の国際的な問題についての支援方法や起業に関する考え方を共有します。二人は自身の経験を基に、特に「知らない世代」から「変えていく世代」への変化を促します。
また、当日は木工や刺繍、映画関連グッズの販売、人権パネルや平和に関する書籍の展示も行われます。さらに、粉川さんや髙橋さんにメッセージを送るコーナーも設けられています。これらの活動は、参加者が自身の思いや考えを積極的に発信できる場となるでしょう。
スピーカーのプロフィール
粉川なつみさん
粉川なつみさん(1996年生まれ)は、Elles Films株式会社の代表取締役です。5歳から18歳までを川西市で過ごし、高校を卒業後、東京の大学で学びました。その後、映画配給会社に勤め、海外アニメの国内上映事業に従事。彼女は「日本にはまだ知られていないアニメがたくさんある」と気づき、2018年にウクライナアニメ『ストールンプリンセス』の日本上映を実現するため、自ら配給会社を設立しました。現在はパキスタンのアニメーション映画『The Glassworker』の日本語吹替版制作を目指して、クラウドファンディングを行っています。
髙橋智恵さん
髙橋智恵さん(同じく1996年生まれ)は、「架け箸」の代表を務めています。神戸大学を卒業後、パレスチナでのホームステイを経て、2020年にフェアトレードブランド「架け箸」を設立しました。彼女は文化を通じた地域の理解促進を目指し、ヨルダン川西岸で作られる木工や刺繍製品の普及に努めています。彼女の活動は、民間企業の枠を超えるものとなり、国際的な文化交流を促進する役割を果たしています。
参加方法
事前申込は9月12日(金)までで、インターネットあるいは電話にて受付が可能です。もちろん、当日の参加も受け付けています。
このトークイベントは、地域の平和を築くための大切な一歩となることでしょう。多くの方々の参加をお待ちしています。