新造船「ジャンボフェリー」発表
2021-11-12 15:51:41
瀬戸内海を彩る新造船「ジャンボフェリー」が進水式を控え発表!
新造船「ジャンボフェリー」最新デザイン発表
瀬戸内海の海を行き交う新造船「ジャンボフェリー」の船体デザインが発表されました。光を反射する白い船が穏やかな波間を進み、周囲には美しい島々が浮かぶ様子をイメージしたデザインは、地域の豊かな風景を巧みに映し出しています。特に、船体に施された紺碧色の曲線は、穏やかな波を連想させ、見る人の心を和ませます。
デザインと象徴の背景
船首、船尾、ファンネルに描かれた縞模様は、航海の安全を祈願する「七五三」にちなんでおり、それぞれ7本、5本、3本の本数が配されています。縞模様は、16世紀において「島渡り」とも関連があることから、地域文化の交流を象徴する重要なデザイン要素となっています。
加藤汽船グループは、創業から147年、瀬戸内海を舞台に人と物、情報を結びつけてきた実績があります。新造船は、地域経済の活性化と文化交流の触媒となることを目指しており、今後の運航に期待が寄集まります。
新造船の特徴
新造船は、輸送力と快適性を大幅に向上させています。現行船の約1.4倍の船体を持ち、旅客定員は620名、搭載可能な大型車両も84台に増えています。これにより、地域の人々や物資の移動がよりスムーズになり、利便性が向上します。
さらに、環境への配慮も見逃せません。先進的な2サイクル1機1軸推進システムを採用し、燃費効率が大幅に向上。安全基準にも適合しており、万が一の事態に備えた設計がなされています。この船は、深紫外線殺菌システムを搭載した最新の空調装置を備え、新型コロナウイルスにも対応しています。
安全対策への取り組み
新造船は、損傷時の復原性基準も厳守。通常の衝突による浸水に対しても、船体の浮力が確保され、安全を保障します。これにより、乗客が安心して利用できる海上交通手段となっています。また、災害時の支援活動を念頭に、ストレッチャー対応のエレベーターも設けられています。
今後の運航スケジュール
この新造船の進水式は2023年5月を予定しており、客室の詳細なデザインやコンセプトも発表されます。その後、7月には運航開始日が発表され、予約も始まります。2隻目の新造船も2025年に竣工予定であり、今後の展開に期待が寄せられています。
まとめ
新造船「ジャンボフェリー」は、神戸、小豆島、高松間を結ぶ重要な航路として地域の交通を支えながら、環境への配慮や安全対策にも力を入れています。この船がどのような新しい物語を紡いでいくのか、地域の人々とともに見守っていきたいものです。
会社情報
- 会社名
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ジャンボフェリー株式会社
- 住所
- 兵庫県神戸市中央区新港町3-7
- 電話番号
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078-327-3111