平和堂が滋賀県の認知症バリアフリー地域づくり知事表彰を受賞
株式会社平和堂(滋賀県彦根市)は、2026年1月18日(日)に行われた「しがの認知症バリアフリー地域づくり知事表彰」において、企業・事業所・組織部門での受賞が決定しました。この表彰は、認知症に対するバリアフリーの取り組みを推進し、地域団体や企業の優れた事例を広く発信することを目的にしたもので、今年初めて実施されました。
平和堂は、地域の健康づくりを目指しており、特に健康や子育て、高齢者支援を重点テーマに置いて様々な活動を行っています。特に注目すべきは、2022年11月から全従業員を対象に始めた「認知症サポーター養成講座」です。この講座を受講した15,000人以上の従業員が、認知症に関する正しい知識を得て、地域の認知症の方々やその家族へのサポートを実践しています。
認知症サポーターの育成
「認知症サポーター」とは、専門的な知識を学び、地域で認知症の人々を理解し、支援できる人たちです。平和堂では、各自治体の協力を得てこの講座を開催しています。最初の目標は1万人の受講者でしたが、その数を早期に達成したため、さらなる目標を設定しました。現在では、各店舗で従業員の過半数が受講を完了しています。
このサポーター養成の取り組みを通じて、従業員は認知症のお客様への対応力が向上し、実際に認知症を懸念される方々を地域包括支援センターにつなぐ成功例も見られています。また、従業員自身も認知症に関する相談や不安を軽減できる環境が整っています。
商品購入の安全性も考慮
平和堂では、認知症の方が安心してお買い物できるように、特に工夫を凝らした「お会計レジ」の設置にも取り組んでいます。このレジは、サポーター資格を持つ従業員が対応し、利用者が自身のペースでじっくりとお会計を行えるような配慮がされています。このサービスは、認知症の方だけでなく高齢者やお子様連れ、障害をお持ちの方にも利用されています。
地域との連携
さらに、平和堂は地域イベントや認知症関連の啓発活動も行っています。2025年には、大津市の店舗で認知症への理解を促進するイベントやパネル展が開催され、多くの参加者を集めました。長浜市社会福祉協議会と協力して、実際に認知症のお客様をサポートする取り組みも行っており、地域全体での認知症対策の重要性を感じさせます。
これからの展望
平和堂の今後の取り組みについて、代表取締役の平松正嗣氏は「全てのお客様に安全で快適なお買い物環境を提供し続け、地域社会とともに成長していくことを目指します」と述べています。
このように、平和堂は認知症対策という身近な問題に積極的に向き合い、その取り組みが評価されてきました。地域の皆さんとともに、誰もが自分らしく生活できる社会の実現に貢献し続ける平和堂の姿勢は、他の企業にもぜひ見習ってほしいところです。