最新技術が実現するビーチレスキューの未来
2025年6月22日、宮崎市の青島ビーチセンターで「第3回青島テック水難訓練イベント」が開催されました。このイベントは、ソーシャルビジネスコミュニティ「ワクセル」と特定非営利活動法人宮崎ライフセービングクラブが協力し、最新のテクノロジーを用いた海での救助活動の効率化を目的に実施されました。
イベントの概要
当日は、特に注目されたのが、株式会社スカイウォーカーの最新型ドローン「DJIフライカート30」です。このドローンは、縦横約4m、重さ100kg、最高時速54㎞と、大規模な資材運搬に特化した性能を持っています。参加者たちは、ドローンを利用してサーフボードを運び、救助活動の効果的な手法を学びました。
また、新たに導入されたジェットボードは、浅瀬でも機動力を発揮。RUSHWAVE JAPAN提供のこの乗り物を使用することで、迅速な救助が可能となります。イベントでは、これらのデモンストレーションが行われ、参加者たちは最新の救助技術を実際に目の当たりにしました。
教育プログラムも充実
屋内では、FAIZの土林巧氏によるドローンとプログラミングの体験教室も開かれました。この教室では、ドローンの操作方法やプログラミングの基礎知識を学ぶことができ、多くの参加者にとって貴重な体験となりました。
主催者の言葉
イベントの主催者である宮崎ライフセービングクラブの小玉順規理事長は、「安心安全なビーチを目指すため、テクノロジーと人間の力を組み合わせる重要性を認識しました。これが青島ビーチのライフセーバーたちの可能性を広げ、未来のレスキューのイノベーションに繋がることを期待しています」と述べました。
副理事長の迫田哲平氏も、「青島ライフセーバーとテクノロジーの協業することで新たな救命活動が生まれることを信じています。今回のイベントが、その第一歩となることを願います」とコメントしました。
ワクセルの総合プロデューサー、住谷知厚氏は、「宮崎県、特に青島には特別な思い入れがあり、地元に貢献できることを心から嬉しく思います。今後もテクノロジーを活用した水難救助のイベントを続け、地域の安全性向上にも貢献したい」と語っています。
これからの取り組み
主催者たちは、青島をテクノロジーの集積地とするため、定期的にこのような訓練イベントを開催し続けていく意向を示しています。最新技術の導入が地元の安全性を高め、また青島の魅力を発信する良い機会となることでしょう。
まとめ
第3回青島テック水難訓練イベントは、ビーチレスキューの未来を切り開く重要な一歩となりました。参加者たちは、最新技術を用いた救助の重要性を体感し、地域の安全なビーチライフを実現するための手法を学びました。次回のイベントも楽しみです。