高田雪洋の水引折形作品集が重版
水引折形工芸作家の高田雪洋による『水引折形作品集 ー温故彩飾ー 電気の中から彩りを楽しむ』が重版されました。この本は、2019年4月に発売されて以来、人気が高まり、ついに再販されることとなりました。水引や折形に興味がある方々にとって、必携の一冊です。
水引折形の魅力
本書では、基本的な結び方として鮑結び、梅結び、抜き鮑結び、亀の子結びを丁寧に解説し、さらにはお茶包みや多様な伝統的結び、創作作品を多数収めています。高田氏の作品は、伝統の中に現代的な感覚を融合させ、見て楽しむだけでなく、手に取って学ぶこともできる内容が魅力です。
著者の経歴
著者の高田雪洋氏は、幼少の頃から手工芸に親しんできました。日本刺繍や竹工芸、手まりといった伝統的技術を学び、長年の修行を経て、水引折形を追求するようになりました。彼女は小笠原流水引折形の太田鶴舞斎家元や、著名な水引作家の関島雪水氏に師事し、その後、自らのスタイルを確立しました。更に、日本手工芸指導協会の師範資格を取得し、雅号を「雪洋」と名付けるに至ります。
彼女の作品は国内外で高く評価されており、特にヨーロッパでのジャパンウィークでは、日本の伝統的な技術の魅力を発信し、好評を得てきました。また、都内の画廊や百貨店にて数多くの展覧会を開催し、幅広い支持を受けています。
作品展の詳細
そんな高田雪洋氏の作品と共に、他の作家も参加する「伝統工芸作品展~伝統の中から彩りを楽しむ~」が、東京・銀座にて開催されます。日程は11月19日から24日までで、時間は11時から18時まで。最終日は17時までの開催となっています。この展示会では、高田氏の『水引折形作品集』に掲載されている作品も一部展示されるほか、七宝の大塚里美氏と山崎みどり氏、日本刺繍の岩崎千代子氏の作品も出展されます。
この展覧会では、伝統工芸の持つ美の結晶ともいえる作品たちと対面できる貴重な機会です。水引や折形に興味を持っている方だけでなく、美しいものに囲まれた空間で過ごしたい方にもぴったりです。
会場は銀座大黒屋ギャラリー(東京都中央区銀座5-7-6 大黒屋ビル6階)で、問い合わせはギャラリー直通の電話番号03-3289-1308で受け付けています。
ギャラリーの公式サイト
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出版概要
『水引折形作品集 ー温故彩飾ー伝統の中から彩りを楽しむ』は、以下のように出版されています。
- - 著者: 高田雪洋
- - 発売日: 2019年4月10日
- - 定価: 2,970円(税込)
- - 仕様: AB版/104ページ
- - 発行: 株式会社世界文化社
本書は、アマゾンや書店で購入可能ですので、興味がある方はぜひ手に取ってみてください。