アジア学院が目指す未来への一歩
2026年2月19日から3月1日にかけて、学校法人アジア学院(Asian Rural Institute)は「生き方を揺さぶる」をテーマに、インドネシア・北スマトラ州でのスタディツアーを実施しました。参加者11名と同行職員1名の合計12名が、地域で活動する同学院の卒業生たちを訪問し、持続可能なコミュニティや多様性について深く学びました。
ツアーのハイライト
1. 自然と調和した「ケニーズファーム」
初めに訪れたのは、「ケニーズファーム」。卒業生のフェニーさんと石田賢吾さんが運営しているこのファームでは、自然の恩恵を受けた暮らしを体験しました。森全体が食材の宝庫である「フードフォレスト」にて、参加者は土に触れ、農作業を共に行い、自ら収穫した食材で料理を作りました。このように「食べることは生きること」を実感する日々は、参加者にとって新たな発見の連続でした。
2. 「Seed to Cup」のコーヒー生産
次に訪れたのは、地元のコーヒー農家での経験です。農家のガニさんとランピタさんが運営する生産者組合を訪問し、コーヒーがどのように生産されるかを学びました。2泊のホームステイを通じて、参加者は地元の家庭の生活に触れ、文化や衛生環境の違いに戸惑いつつも温かいもてなしを受けました。特に、現地の人々との交流は一生の思い出となる瞬間でした。
3. 障がい者自立支援への取り組み
アジア最大のプロテスタント教団「HKBP」による障がい者支援「ヘパタ」を訪れ、地域の支援活動を学びました。先輩から後輩へと理念が受け継がれ、現在では6つの地域で展開されるこのプロジェクトの実情を目の当たりにしました。多様な障がいを持つ人々とその家族に寄り添う姿や、昨年の水害からの復興に向けた活動など、誰も取り残さない社会が実現されようとしていることを実感しました。
夜のリフレクションで深まる学び
毎晩行われた「夜のリフレクション」は本ツアーの特徴的なイベントで、参加者が自身の経験を踏まえながら、非暴力コミュニケーション(NVC)や黙想を通して互いに本音を語り合いました。これにより、年齢や背景が異なる参加者同士が深い繋がりを感じる機会となりました。
参加者の声
参加者からは多くの貴重な意見が寄せられました。「信念を持って働く人の崇高さを知ったこと」「困難を乗り越えて自立を目指す人々の姿に感動したこと」など、文化や生き方を考え直すきっかけとなったようです。特にコーヒー生産者の苦労を知ったことで、日常の中での豊かな体験がさらに増したと感じるようになった方も多くいました。
結びに
このスタディツアーを通じて、参加者たちは農村リーダーたちの生き様に触れることで、自身の生き方を根本から見つめ直し、新たな視点を得る貴重な経験をしました。今後もアジア学院では、こうした「生き方を揺さぶる」スタディツアーを企画していく予定です。最新情報や詳細なレポートについては、ウェブサイトで確認してください。