世田谷区とセックが共同でITカレッジを開校
世田谷区は、様々な世代の人々を対象とした就業支援の取り組みを行っていますが、今回その活動の一環として、株式会社セックとの提携により「世田谷ITカレッジ」が開校されることになりました。この新しいカレッジの目的は、IT業界を目指す地域住民に向けたスキル習得の機会を提供し、リスキリングを促進することです。
「世田谷ITカレッジ」の概要
「世田谷ITカレッジ」は、世田谷区に住む人々がIT業界でのキャリアを追求できるよう、幅広いカリキュラムを提供します。ICTの基礎からプログラミング、システム開発演習まで、様々な講座が用意されており、資格取得のサポートも行います。具体的には、ITパスポートや基本情報技術者試験などの資格取得を目指すことができます。
このカレッジの開校は、IT業界が急成長している中で、適切なスキルを持つ人材の育成が必要とされる現状を反映しています。特に、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する中で企業が求めるスキルセットは、従来から大きく変化しています。今後の地域社会の発展には、こうした教育支援が不可欠です。
就業支援活動の背景
世田谷区の取り組みは、ただ単に講座を提供することに留まりません。企業と連携し、就業支援の活動を展開し、受講者がIT業界へのキャリアを築くための足場を提供します。また、全ての人が平等に質の高い教育を受けられる環境を整えることも重要な使命です。「教育DX」への取り組みは、世田谷区としても大きな社会的課題と認識されています。
セックについて
株式会社セックは、「社会の安全と発展のために」をスローガンに掲げ、リアルタイム技術に特化したソフトウェア会社として知られています。交通、医療、環境エネルギーなど、多岐にわたる分野で社会基盤の強化に貢献しており、科学衛星や自動運転車両向けのリアルタイムソフトウェアを提供しています。
セックは未経験者をプロのエンジニアに育成する体系的な新入社員教育プログラムを持ち、このノウハウを活かして専門学校や人材派遣会社、社会人向けにエンジニア育成講座を開設しています。今回の世田谷ITカレッジも、その一環として位置づけられています。
開校予定のスケジュール
- - 第1期: 2022年5月から受講者募集を開始し、7月には講座を開講予定です。
- - 第2期: 10月から受講者募集を行い、11月に講座がスタートします。
世田谷区とセックの連携により、新たな学びの場が提供され、地域の人々に多くの可能性をもたらすことが期待されています。ITスキルを身につけ、キャリアを築く足がかりとして、世田谷ITカレッジがどのように機能していくのか、今後に注目が集まります。