金龍ラーメン、MAD STARS 2025でクリスタルを受賞
近年、広告業界の注目が集まる中、金龍ラーメンのプロジェクト「Tale of the Dragon’s Tail」が、2025年に開催された釜山国際マーケティング広告祭『MAD STARS』でクリスタル賞を受賞しました。この賞は、ブロンズとファイナリストの間に位置するため、特に高い評価を受けたことを示します。
MAD STARSとは
MAD STARSは、毎年韓国の釜山で行われるクリエイティビティとテクノロジーを融合させた国際広告祭であり、アジアで唯一、全世界からの作品を対象としています。2022年には「AD STARS」から名称が変更され、“Marketing”、“Advertising”、“Digital content”を略した「MAD」の名に新たな意味を込めています。
プロジェクトの詳細
金龍ラーメンを運営する金龍製麺株式会社と広告代理店の博報堂、オズマピーアール、博報堂プロダクツとのコラボレーションにより生まれた「Tale of the Dragon’s Tail」。その背景には、大阪・道頓堀に設置された金龍ラーメンの立体看板についてのトラブルがありました。看板の尾部分が隣接する土地に越境しているとの指摘を受け、撤去の必要が生じました。
しかし、単に看板の尾を切るのではなく、クリエイティブなアイデアを活かし、龍の立体看板に新たな命を吹き込む装飾や、カニ料理店とのコラボレーションによる独自のデザインが考案されました。このようにネガティブな状況を、大阪らしいユーモアに満ちたストーリーに転換した取り組みは、日本全国で広く話題となり、金龍ラーメンへの好感度を大きく向上させました。
成果と意義
このプロジェクトを通じて、金龍ラーメンはブランドとしての認知度を向上させるだけでなく、大阪の魅力を国内外に発信する役割も果たしました。リレーションズデザイン本部の久保田敦氏と伊田雄紀氏が手がけたこの事例は、今後の広告活動の一つのモデルケースとしても注目されるでしょう。
詳細は
公式サイトでご確認ください。
金龍ラーメンの成功事例は、広告業界に新たな風を吹き込むものであり、今後も注目が集まりそうです。