廃プラ処理の新設備
2025-04-24 12:30:16

日本ウエスト東海、廃プラ処理設備の新設で更なるリサイクル推進へ

日本ウエスト東海、新たな廃プラ処理設備の導入



近年、環境問題が深刻化する中、廃プラスチックや混合廃棄物の適切な処理と資源化が求められています。日本ウエストグループの一員である日本ウエスト東海株式会社は、三重県三重郡川越町において、産業廃棄物処理の範囲を広げ、処理品の品質向上を図る新設備を導入しました。新設された設備には、二軸破砕機、光学選別機、手選別ライン、六面梱包機が含まれており、これにより多彩な廃プラスチックや混合廃棄物に対応可能となります。

新しいこの設備は、2025年5月から本格稼働する予定で、導入に先立って4月18日に竣工式が行われる予定です。この設備の導入は、脱炭素社会を目指す中での大きな前進と言えるでしょう。

幅広い受け皿の構築



近年、脱炭素社会や資源循環への意識が高まる中、廃プラスチックや混合廃棄物の適正処理が企業にとって避けられない課題となっています。しかし、異物混入や素材の多様化が進化する中で、対応可能な処理業者は限られています。日本ウエスト東海は、新たな設備導入を通じて、「広く、柔軟に受け入れられる処理体制の構築」を目指しています。

新しく導入された破砕機や選別機は、物理的破砕から高度な選別、さらには品質管理に至るまで一貫した処理体制を整えるもので、多種多様な廃棄物に対応する能力を向上させています。これにより、より広範な受け入れが可能となり、地域のリサイクル業務における重要な役割を果たすことが期待されています。

出口品質の向上



導入された光学選別機は、赤外線技術を用いて廃棄物の自動識別・分類を実現しています。このプロセスにより、素材の選別精度が向上し、リサイクルの信頼性が高まります。また、バリオセパレーターを介して風力・重力選別を行い、続く手選別ラインでの目視確認によって、さらなる精度を目指しています。このように技術と人的判断が融合することで、品質管理が強化され、各種資源のスムーズな流通が可能となります。

新設の六面梱包機により、選別後の資源は高密度・高品質に整形され、再生原料としての信繋強化が期待されています。これによって、エネルギーリカバリーやケミカルリサイクル用途においても、より実用的なリサイクルモデルの確立へと繋がるでしょう。

排出事業者との共創によるリサイクルモデル構築



日本ウエスト東海は、これまで排出事業者とのパートナーシップを強調し、リサイクルの推進に注力してきました。新たな設備導入により、処理対象がより幅広くなり、排出元企業との協力も強化されます。「分別方法」や「資源化手法」といった視点での共同取り組みを進め、工場見学や情報共有の場を増やしていく方針です。持続可能な未来のため、排出事業者や他のステークホルダーと協力しながら、エシカルで実効性のある資源循環の実現を目指します。

未来への展望



新設備は初めに中京エリアに注力して、受け入れ強化を図る計画です。そして、CO₂の排出削減や選別効率の向上を目指して、DXやIoTとの連携による技術革新も視野に入れています。持続可能な社会の構築には、単なる廃棄物の処理を超えた視点が必要です。日本ウエスト東海は、今後も排出事業者、リサイクル事業者、素材利用者と共に、資源の未来を切り開いていく所存です。

会社概要


  • - 資料名:日本ウエスト東海株式会社
  • - 所在地:三重県三重郡川越町大字亀崎新田字下新田80-1
  • - 代表者:長田 和志
  • - 設立:2012年
  • - 事業内容:産業廃棄物の中間処理、再生資源製造販売(RPF等)など


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

会社情報

会社名
日本ウエスト株式会社
住所
京都府京都市伏見区横大路千両松町9-1
電話番号
075-604-1655

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。