ガイアックスのアントレプレナーシップ教育プログラムが1万人突破
株式会社ガイアックスが展開するアントレプレナーシップ教育プログラムが、提供開始から4年経過した2024年6月末時点で、累計受講者数が1万人を超えました。このプログラムは 中高生向けの「起業ゼミ」に加え、自治体からの受託プログラムも含まれています。受講者数が急成長している背景には、導入した教育機関が次年度も継続して依頼をするケースや口コミによる新規申し込みが影響しているようです。
プログラムのコンセプトと成長要因
このプログラムの中心にあるのは、受講者自身が設定した社会課題を持続可能なビジネスの形で解決することです。受講者が主体的に問題を探求することで、起業への興味が約3.7倍に増加しました。全体の90%近くが「起業に興味がある」と感じるように変化しており、特に起業に対する興味がなかった受講者の84%が前向きな意識に転換したことは、プログラムの成功を物語っています。
受講者の感想と意識の変化
多くの受講者から寄せられた感想文では、「起業は難しい」という初めの認識から「自分でもできるかもしれない」といった前向きな意見へと変化した様子が見受けられます。受講者は以下のような気づきを得ています。
- - 「無理だと思っていたのは自分の考え方だけだと学んだ。」
- - 「自分のアイディアを現実にするために、なぜ課題を解決するのかを考えることができた。」
- - 「起業は確かに難しいが、自分もできるのかもしれないという希望が芽生えた。」
このような意識改革は、起業の選択肢を新たな視点から捉える助けとなっているようです。
身につくスキルと満足度
また、受講者は「創造力」「課題発見力」というスキルを捉え、特にその向上が実感されています。「創造力」はなんと62.6%の受講者から選ばれ、次いで「課題発見力」が61.9%となっています。
さらに、10段階評価の満足度は8.14点という高評価で、30%近くの受講者が満点をつけており、このプログラムがいかに自発的な学びを促進しているかを示しています。
専門家の見解
ガイアックスの起業家教育事業責任者、吉川 佳佑氏は、「アントレプレナーシップと起業家精神の両方を同時に育てることができる内容に磨きをかけた」と述べています。これまでの成功を受けて、プログラムは今後も新たな学びの場とされることが期待されています。
結論
ガイアックスのアントレプレナーシップ教育プログラムは、単に起業の方法を教えるだけでなく、受講者に新たな考え方や視点を提供し、自分自身の可能性を再発見させています。これからも多くの若者がこのプログラムを通じて未来の起業家として成長していくことが期待されます。