淡路島の弥生時代体験
2019-03-29 10:01:36

淡路島の銅鐸が導く弥生時代の体験 VRコンテンツの魅力と詳細

淡路島の松帆銅鐸発見から始まった新たな体験



2015年春、兵庫県淡路島の南あわじ市で行われた発掘調査では、大小の銅鐸7点が出土しました。この中には、非常に稀に見る最古のものも含まれており、考古学の界隈で大きな話題となりました。その魅力的な発見の一つ、松帆銅鐸は、銅鐸と共に青銅製の棒が同時に発見されるという貴重なケースで、当時の人々がこれを祭りで鳴らしていたのではないかとの説もあります。

銅鐸の歴史的意義



古代の銅鐸は、祭りや儀式の際に使用されていたと考えられています。そのため、松帆銅鐸の発見は、当時の文化や信仰の理解を深める鍵となるものであり、歴史の謎を解く手助けとなるでしょう。これを受けて、南あわじ市と凸版印刷株式会社が共同して制作したのが、松帆銅鐸を題材にしたVRコンテンツです。

弥生時代を体験するVRコンテンツ



新たに登場した「輝く銅鐸のひびき」と名付けられたこのVRコンテンツは、約20分間の体験を通じて、弥生時代の人々の生活を学んでいくことができます。内容は、銅鐸キャラクターとともに進む形式で、世代を超えて楽しめる工夫が施されています。

VRヘッドセットを装着すると、淡路島の魅力が描かれた映像が流れた後、軽いジャンプで弥生時代の世界に入り込むことができます。360°の環境の中で、当時の住居や日常生活、祭りの様子を見ることができるだけでなく、稲作や海辺での生活なども体験できます。そして、銅鐸の音色も聞くことができ、解説やクイズを通して学ぶことができる要素も盛り込まれています。

体験場所と利用情報



このVRコンテンツは、南あわじ市の「滝川記念美術館 玉青館」にて常設されています。体験は2019年4月27日から始まっており、開館時間は9時から17時までです。休館日は毎週月曜日(祝日の翌日を除く)ですので、訪問を計画されている方は注意が必要です。

【場所とアクセス】
住所:兵庫県南あわじ市松帆西路1137番地1
  • - 車をご利用の方:神戸淡路鳴門自動車道「西淡路三原I.C.」より車で約5分。
  • - バスをご利用の方:高速バス「志知」・「陸の港西淡路」下車後、徒歩約20分(上り坂があります)またはタクシーで約5分。

【入館料】
  • - 大人:300円
  • - 大学・高校生:200円
  • - 小・中学生:100円
団体割引や特別割引については、訪問前に美術館に直接お問い合わせをお勧めします。

このVR体験は、ただの観察にとどまらず、まるで時を遡ったかのような感覚を与えてくれます。日本の古代史を体験する貴重なチャンスを逃さないでください。

会社情報

会社名
南あわじ市
住所
兵庫県南あわじ市市善光寺22番地1
電話番号

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