Cotopaxi主催「DO GOOD MOVEMENT」レポート
2025年4月4日から6日、東京・下北沢で行われた「DO GOOD MOVEMENT」は、アウトドアブランドCotopaxiが主催し、海洋ごみ問題をテーマにしたユニークなイベントでした。この取り組みは、アメリカ発のサステナブルブランドであるCotopaxiが未来に向けた環境への配慮を表現する場として位置づけられています。今回のイベントでは、著名な水中写真家である鍵井靖章氏が参加し、海の美しさとその背後に潜む環境問題について深く考える機会が提供されました。
水中世界を体感するエントランスエリア
イベントの始まりは、reloadのエントランスに足を踏み入れた瞬間から始まります。まるで海の底に迷い込んだかのような魅惑的な空間が広がり、壁面には鍵井靖章氏が撮影した迫力ある海洋生物のビジュアルが見事に展示されていました。大きなステッカーで装飾されたエントランスは、来場者を温かく迎え入れ、このイベントのテーマである海の大切さを直感的に感じさせていました。また、Cotopaxiの「Del Día」コレクションの展示スペースも設けられ、端材を活かしたサステナブルな商品の魅力を視覚的に示していました。
インスタレーションによるメッセージ
会場内には、鍵井氏が制作した巨大なパネルが登場し、海洋ごみを素材として使用したアート作品が印象的でした。その面には、世界中で撮影された美しい水中映像がプロジェクションされ、来場者に強いメッセージを伝えるインスタレーションとなっています。この美しい風景と現実のギャップを感じることで、来場者は海洋ごみ問題の深刻さを深く理解することができました。美しさの裏にある現実を可視化したこの作品は、参加者に海について考えるきっかけを与えました。
鍵井氏によるトークでの気づき
イベント期間中、鍵井氏が登壇するトークショーも全5回にわたって実施されました。各回では、ゲストも招かれ、海の美しさとその背後にある環境問題について意見を交わしました。鍵井氏が実際に目にした海洋ごみの現状や、今後私たちに何ができるかという具体的な提案もあり、参加者は深いメッセージに引き込まれた様子。これらのトークは立ち見が出るほどの盛況ぶりで、環境問題を考える良い機会となりました。
日没後のプロジェクションマッピング
夕暮れ時、会場の外壁に映し出されたプロジェクションマッピングも特に印象的でした。鍵井氏が撮影した海中の幻想的な映像が、青い海の世界を夜の下北沢に映し出し、通行人の心を惹きつけました。美しい映像の中に込められたメッセージは、通行人にも強く伝わり、環境問題について考えるきっかけを提供しました。
フォトブースでの楽しさ
Cotopaxi TOKYOの前には、カラフルな海洋生物に囲まれたフォトブースも設けられ、参加者に楽しんでもらえる空間を提供しました。Del Díaコレクションにインスパイアを受けたこのフォトスポットは、多くの人々が立ち寄り、素敵な写真を撮りたくなる場所となっていました。
今後の展望
「DO GOOD MOVEMENT」は、Cotopaxiが掲げる「Do Good」の精神を体現するサステナブルなイベントとして、参加者に多くの気づきをもたらしました。鍵井靖章氏とのコラボレーションを通じて、参加者は海の美しさとその背後に隠された環境問題を多角的に感じることができました。トークやインスタレーション、プロジェクションマッピングを通じて、知識を学ぶことから行動へとつながるきっかけを提供することができたのではないかと考えています。Cotopaxiは引き続き、アウトドアを楽しむすべての方々と共に、前向きなインパクトを生み出す活動に取り組んでいくでしょう。
開催概要
DO GOOD MOVEMENT
会期: 2025年4月4日(金)~4月6日(日)
開催時間: 11:00 - 20:00
開催場所: reload(東京都世田谷区北沢3丁目19−20)
協力: 株式会社GREENING、キヤノンマーケティングジャパン株式会社
協賛: 伊藤忠ファッションシステム株式会社