山口産業と提携
2025-08-27 12:32:22

新たな人材の架け橋:山口産業と商船三井の提携が生む未来

新たな人材の架け橋:山口産業と商船三井の提携



2023年、商船三井株式会社(東京都港区)が、石油流通を中心に成長する山口産業株式会社(山口県宇部市)との業務提携を発表しました。この提携は、日本企業で不足する人材を世界中から紹介するための新しい取り組みであり、特にケニア出身の人材に注目しています。

提携の背景


この提携は、教育水準が高く、やる気に満ちたケニア人材に着目したものです。商船三井は、ケニア人材の受け入れ第一号として、2023年8月18日に2名のケニア人を日本に迎え入れました。彼らはそれぞれ、システムエンジニアとしてプログラム開発を行う人材と、経営企画担当として人材紹介事業の開拓に寄与する役割を担います。

ケニア人材の可能性


商船三井が推進する「Project Link」というプロジェクトでは、現地の人々が日本で職を得る機会を提供し、同時に日本の人材不足を解消することも視野に入れています。この取り組みは、アフリカの有望な若者に労働機会を掴ませるだけでなく、日本企業が求めるスキルを持つ人材を獲得する手助けをするものです。

2024年から本格的にスタートする予定のこのプロジェクトでは、他にも多くのケニア人が日本に渡り、多文化共生の実現を目指します。

TGCAD 9での活動


2023年8月19日には、商船三井が主催したセミナー「ケニア×日本:人財でつなぐ未来」が開催され、参加した2名のケニア人はパネルディスカッションにも登壇しました。このセミナーには、在日ケニア大使も出席し、ケニアの労働者の能力を紹介しました。大使は「ケニアの労働者は技術力と適応力、英語力に優れており、日本との協力関係を深める良い機会である」とのコメントを寄せました。

山口産業の役割


山口産業は、地方企業における外国人労働者の支援および日本語教育、多文化共生の普及に注力しています。全国に展開する事業の一環として、地域企業との連携を強化しつつ、外国人の就業をサポートしています。

この業務提携は、商船三井と山口産業両社にとって、お互いの強みを活かす新たなビジネスモデルへとつながります。商船三井はこれまでにフィリピンやインドネシアを対象に人材紹介を行ってきましたが、現在の国際的な人材獲得競争においてはアフリカの労働市場を視野に入れることが重要です。

未来への展望


この提携によって、日本企業の人材不足と、アフリカの若者の雇用問題の解消が期待されます。これからも商船三井は、優秀な外国人材を日本に紹介し、国境を越えた交流を進めることで、地域社会の活性化に貢献し続けるでしょう。多様なバックグラウンドを持つ人々が共に働き、学び合うことで、社会全体の持続可能な成長を支えることを目指しています。


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会社情報

会社名
株式会社商船三井
住所
東京都港区虎ノ門2-1-1 商船三井ビル
電話番号

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