無人営業化の新時代、京都市立芸術大学に「デジテールストア」導入
無人営業化ソリューション「デジテールストア」が2025年6月30日より、京都市立芸術大学購買に導入されました。この取り組みは、有限会社画箋堂が運営する同購買において、有人営業と無人営業を併用したハイブリッド方式で営業が行われることを意味します。
導入の背景
株式会社Nebraskaは、2023年3月から「デジテールストア」を使った実証実験をスタートし、世田谷の山下書店にて売上の向上と販管費の削減という成果を上げました。また、2024年3月にはメディアライン大山店に導入され、24時間営業化が実現しました。このように、夜間や早朝の購買ニーズに応えることで、各店舗の売上が増加し、無人営業の採用により店舗収益も改善されています。そして、万引きや店舗内でのトラブルも顕著に発生していないことが、ソリューションの効果を裏付けています。
このような成功を受け、Nebraskaは、初めて大学内の購買に「デジテールストア」を本格的に展開するに至ったのです。
導入店舗について
- - 店舗名: 京都市立芸術大学購買
- - 営業時間: 平日8:00-21:00(有人営業時間平日: 10:00 - 16:00)
- - 住所: 京都府京都市下京区下之町57-1
- - 運営会社: 有限会社画箋堂
「デジテールストア」とは
「デジテールストア」は、収益性と顧客体験を同時に向上させることを目的とした高汎用性のDXソリューションです。以下の点が特徴となります。
1.
収益性向上: セルフ化と有人営業時間の調整による人件費の最適化を行い、無人営業を実現。これにより、深夜や早朝の営業も可能となり、収益を拡大します。
2.
顧客体験の向上: 営業時間の延長により、顧客に時間を気にせずに購買できる体験を提供します。また、来店データを活用し、LINEやウェブアプリを通じてダイレクトマーケティングを行います。
3.
高汎用性: 新規店舗や既存店舗に対してもリーズナブルな価格で迅速に導入可能で、完全無人営業はもちろん、時間帯により有人と無人を使い分けることもできます。
利用方法
「デジテールストア」を利用するには、次の手順が必要です。
1. LINE公式アカウントを友だち追加するために、店頭のQRコードをスキャン。
2. 友だち登録が完了すると、店舗のドアが開きます(有人営業中は認証不要)。
3. 完全セルフでのキャッシュレス会計が可能であり、購買履歴もLINEで確認できます。
今後の展望
Nebraskaは、今後も小売業界の持続可能な活性化を目指し、さらなるDXやイノベーションの推進に取り組んでいきます。また、無人営業を単なる省人化の手段とせず、機械学習などを用いた高付加価値な店舗DXソリューションの開発を目指します。デジテールストアの本格展開を進め、小売店のイノベーションに邁進していく計画です。
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