JPxData Portal(ベータ版)とは?
日本取引所グループのJPX総研が新たに立ち上げた「JPxData Portal(ベータ版)」は、ユーザーが求める投資データへのアクセスを容易にすることを目的としたポータルサイトです。業界最大手のJPXグループが保有する、200を超えるデータを一元的にカタログ化し、投資家や証券会社、上場企業など多様なユーザーが手軽に利用することが可能です。
サイトの目的と背景
近年、データの種類が増加する中で、ユーザーからは「どのようなデータがあるのか分からない」「探すのが難しい」といった声が寄せられていました。この状況を改善するため、JPXはデータの活用方法を分かりやすくするための「JPxData Portal」を設立しました。このサイトでは、データの検索や活用方法、さらには企業情報や統計データへのアクセスが可能になっています。
本サイトの名称には、「JPXグループ等が提供するデータポータル」という意義や、「日本(JP)とデータ(Data)の融合」という意味が込められています。将来的には、日本の市場データを集約する中央拠点となることを目指しています。
主要機能の紹介
「JPxData Portal」では、多彩な機能が用意されています。以下に、いくつかの主要機能を紹介します。
1. データのリスト検索
200種類以上のデータが提供されており、それを「株価」「デリバティブ」「信用取引」「ESG」などの簡潔なキーワードで検索可能です。また、データの更新頻度やファイルフォーマット(PDF、CSV、Excelなど)、API提供の有無についても一覧で表示されます。
2. データ活用の解説
サイト上には、各データを使った分析例や、類似データとの比較を解説する記事が掲載されています。これにより、ユーザーは自分のニーズに合ったデータを簡単に見つけることができます。
3. 銘柄の詳細情報
個別銘柄についての情報も充実しています。適時開示情報やコーポレート・ガバナンスのデータなど、企業の重要な情報を手軽に検索・閲覧可能です。さらに、生成AI技術を活用した検索機能により、特定のトピックやキーワードでもデータが見つかります。
4. 開示情報の探索
TDnetを通じて開示される情報は、過去1年間分で検索可能です。情報の機械翻訳に関する便利なナビゲーションも提供されており、外国語話者にも対応しています。
5. その他の便利なリンク
JPXグループが提供する便利なサイトを紹介するセクションもあり、ユーザーは関連情報に簡単にアクセスできます。
今後の展望
JPX総研では、今後さらなるアップデートを予定しています。具体的には、ESG関連情報の追加や、ユーザー登録機能の導入を検討しているとのことです。また、外部パートナーとの連携を進めることで、データの有用性を一層高めていく考えです。ユーザーからのフィードバックをもとに、日々改善を続けていきます。
JPxData Portal(ベータ版)の利用を通じて、投資データの探索と活用方法の幅を広げてみてはいかがでしょうか?
お問い合わせ
サイトに関するご質問は、株式会社JPX総研のフロンティア戦略部までご連絡ください。E-mail:
[email protected]