技術職員交流の実施
2024-08-21 00:11:14

岡山大学と名古屋工業大学が技術職員交流を促進する意見交換会を実施

岡山大学と名古屋工業大学の技術職員意見交換会の開催



2024年7月24日、国立大学法人岡山大学の総合技術部は、名古屋工業大学の技術部を訪問し、技術職員の組織運営や人材育成に関する意見交換会を行いました。この交流は、2012年の東日本大震災をきっかけとした大学間の関係づくりの一環として実施されました。

岡山大学からは、技術部長の田村義彦氏を筆頭に、機器分析や設計製作担当の課長たちが参加しました。一方、名古屋工業大学からは技術部長の教授と他の専門職員が出席し、双方の技術部の運営状況や抱えている課題について情報共有を行いました。特に、技術職員の質の向上やナレッジワーカーの育成についての意見が熱心に交わされました。

意見交換会の前半では、名古屋工業大学からの課長が、同大学の技術部の歴史や発展、現在の運営方針について説明を行いました。岡山大学の総合技術部からは、堀課長が自部門の紹介を行い、その後の意見交換では、技術職員の組織化の過程での経験談や成功例、失敗例について具体的な事例を交えてのディスカッションが展開されました。

後半では、名古屋工業大学の産学官金連携機構にある大型共用設備やものづくりテクノセンター、情報基盤センターの見学が行われ、この施設での技術の最新情報や機器の更新状況について意見を交わしました。岡山大学の森下達矢技術職員は「他大学の実情を知ることで、今後の活動に新たな視点を持ち込めると感じた」と語りました。

田村部長は「名古屋工業大学の成功例から学ぶことで、岡山大学の技術職員組織の深化を図りたい」と、今後の方向性についての考えを述べています。岡山大学は技術職員の新しい組織構造を模索しており、名古屋工業大学とのこの交流を継続することで、より良い組織づくりを目指していく姿勢を示しています。

このような意見交換によって、岡山大学総合技術部は次のステップとして地域に根差した研究の強化や、持続的な組織改革を進めていくことで、地域と世界での革新力を高めていく予定です。文部科学省に採択された「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEKAS)」に基づいた取り組みを通じて、岡山大学は未来に向けた研究大学としての役割を果たしていくとしています。

この交流の結果、岡山大学と名古屋工業大学のそれぞれの技術部は、さらなる連携や情報交換を深め、互いに成長していくための新たな機会を見出すことが期待されています。未来の技術研究をリードするための努力が、今後も続けられることでしょう。


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岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
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