城北ヤクルト販売が足立区と協定、がん予防イベントを開催
日本におけるがんは、主要な死亡原因として長年にわたり位置づけられています。平成28年から30年の統計によると、がんで亡くなった人は全体の約27.92%を占め、これは4人に1人という驚くべき割合です。この現状を受け、城北ヤクルト販売株式会社は足立区と連携し、地域の健康を守りながらがん検診の受診率向上に向けた具体的なアクションを始めています。
がんの現状と早期発見の重要性
がんは、昔から「不治の病」とされてきたものの、近年は検査や治療技術の進歩により早期発見が可能となり、実に95%の確率で完治が見込まれています。現在では男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんにかかる可能性があると言われており、そのためがん検診は特に重要です。しかし、忙しい生活を送る現代人が検診を受ける機会は少なく、結果的に早期発見のチャンスを逃してしまう例が多く見受けられます。
「おとなのがん講座」の開催
このような状況を打破すべく、今回のイベントでは、「おとなのがん講座」として、米国の東京大学医学部附属病院の中川 恵一特任教授を講師に迎え、がんに関する知識や治療法、また勤務しながらの治療に関する支援体制について詳しく説明します。これは、子育て世代からシニア世代まで幅広い年代に向けた内容で、参加者ががんについて理解を深めるための機会となります。
イベント詳細
この講座は、2021年10月27日(水)に東京芸術センター天空劇場で開催されます。参加費用は無料で、当日はZoomによるライブ配信も行いますので、遠方に住む方やお子さまがいる方でも気軽に参加できます。
- - 日時: 2021年10月27日(水)10:30〜12:10 (10:00開場)
- - 場所: 東京芸術センター天空劇場
- - アクセス: 北千住駅一番出口から約5分
- - 費用: 無料
- - Zoom配信情報: ID441 834 4527 / パスコード8960
この講座では、がんの原因や基礎知識、がん治療中の働き方についてもお話しされる予定です。
ヤクルトの歴史と予防医学への取り組み
ヤクルトの創業者、代田 稔氏は腸内細菌の専門家であり、子どもたちを守るために様々な課題に取り組んできました。1935年に腸内の健康を促進する飲料を開発し、感染症による死亡を防ぐための活動を続けてきました。この伝統は現在も続いており、会社としてがん検診率の向上に向けた取り組みを継続しています。
今後の活動
今後も、がん予防や検診促進のための講座を月1〜2回の頻度で開催していく予定です。地域の皆さまにとって、より健康的な生活を送るための情報提供を行っていきます。興味を持たれた方はぜひご参加ください。お申し込みは、城北ヤクルト販売株式会社までご連絡ください。
連絡先: 03-3882-8960 / メール:
[email protected] 担当:清水・青山