泉大津市の防災対策
2024-08-20 18:20:29

泉大津市が南海トラフ地震対策強化、企業と協力して一時滞在施設を提供

泉大津市が帰宅困難者対策を強化する取り組みが始まりました。これは、南海トラフ地震のリスクを考慮し、地域の安全を高めるために実施されるものです。具体的には、今月23日から、南海本線の泉大津駅に隣接する商業施設を一時滞在施設として活用し、帰宅困難者を受け入れる計画が進められています。

この取り組みでは、地元企業である株式会社KWS(代表取締役社長:川崎治)が管理する「アルザタウン泉大津」が中心的な役割を果たします。商業施設の3階に空き店舗があり、ここを約1700人を受け入れられる一時滞在施設として利用する計画です。また、既に7月1日から同社のグループ企業が運営する「ホテルレイクアルスターアルザ泉大津」の宴会場も避難所として活用され始めており、より安全な避難場所を提供しています。

泉大津市は、毎年夏に行われる野外音楽フェス「泉大津フェニックス」や「RUSH BALL」など、大型のイベントが開催され、多くの観客が市内に集まることで知られています。今年の「RUSH BALL」では、二日間で最大4万人の来場者が見込まれています。こうしたイベントの開催は、観客が帰宅困難になるリスクを高める要因ともなっています。

実際の数値に目を向けると、今年5月に行われた音楽イベントでは、調査を実施し、回答者の42%が大阪府外から来場したことが明らかになりました。これは、帰宅困難者としての課題が顕在化していることを示しています。市は、こうした状況を踏まえ、帰宅困難者を支援するための施策を進めています。

調印式は8月23日に市役所で行われる予定で、市長や地元企業の代表などが参加します。このようにして、泉大津市は住民や来場者の安全を優先し、有事の際に備えた環境を整えています。民間企業との協力によって、地域社会の危機管理能力を高めていくことは、非常に重要なステップです。

さらに、駅前の商業施設やホテルを活用する施策は、交通の便が良い泉大津駅に多くの人が集まることを考えると、非常に理にかなった選択です。駅周辺の人気を生かした一時滞在施設の整備は、今後の災害時の対応において重要な役割を果たすことでしょう。

この取り組みは、南海トラフ地震への備えとしてだけでなく、地域全体で災害に強い町を築くための重要な一歩です。市民と共に、いざという時に安心して過ごせる街づくりが進むことを期待しています。


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会社情報

会社名
泉大津市
住所
大阪府泉大津市東雲町9番12号
電話番号
0725-33-1131

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