美容医療施術とルシノール®配合製剤の複合ケア: 安全性と有効性の実証
近年、美容医療の普及に伴い、施術後のホームケアとして医薬部外品を使用するニーズが高まっています。しかし、施術後の炎症状態にある皮膚に対する医薬部外品の併用については、その安全性に関する確実な検証データが不足していました。
東京都中央区にある美容皮膚科クリニック「ALOOP CLINIC & LAB」とポーラ・オルビスグループの研究開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社は、この課題解決を目指し、共同研究を行いました。
今回の研究では、肝斑にレーザートーニング施術(LT)を繰り返し行いながら、ルシノール®配合製剤を併用する複合ケアの安全性と有効性を検証しました。ルシノール®は、ポーラ・オルビスグループが独自に開発した美白有効成分で、約30年の販売実績があります。
施術単独と同等の安全性を実証
研究では、48名の被験者を「LT単独群」と「複合ケア群」に分け、12週間の試験を行いました。その結果、複合ケア群において、ルシノール®配合製剤の併用による皮膚障害は認められず、LT施術単独と同等の安全性であることが確認されました。
メラニン量の減少効果も確認
さらに、別の研究では、ルシノール®配合製剤の併用により、メラニン量の減少効果がより高まることも確認されました。これは、ルシノール®がメラニンの生成を抑える効果を持つため、LT施術の効果をさらに高めることが期待される結果です。
複合ケアの安全性と有効性の確証
今回の研究成果は、美容医療施術と医薬部外品による複合ケアの安全性と有効性を示す重要なデータとなりました。ALOOP CLINIC & LABでは、今後も、美容医療施術とホームケアを組み合わせた複合ケアのさらなる研究を進め、安全かつ効果的なソリューションを提供していく予定です。
研究の背景
美容医療は、適切な施術が行われれば安全性の高い治療法ですが、皮膚への影響がないわけではありません。そのため、施術後のケアは非常に重要となります。
特に、シミやそばかすなどの色素沈着に悩む患者様にとっては、施術後の美白ケアが欠かせません。しかし、施術後の皮膚は敏感になっているため、どんな医薬部外品を使用すればいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
ルシノール®とは
ルシノール®は、ポーラ・オルビスグループが独自に開発した美白有効成分です。メラニンの生成を抑える効果があり、シミやそばかすの予防に効果が期待できます。厚生労働省に承認され、約30年の販売実績があります。
ALOOP CLINIC & LABについて
ALOOP CLINIC & LABは、一般社団法人アストロノーツが運営する美容皮膚科クリニックです。最新の美容医療技術と、患者様一人ひとりのニーズに合わせた丁寧なカウンセリングを提供しています。
まとめ
今回の研究は、美容医療施術と医薬部外品による複合ケアの安全性を検証した重要な研究です。今後も、安全かつ効果的な美容医療ソリューションを提供していくために、研究開発を進めていきます。